2009年10月8日木曜日

私にとってのブログ

「神明は唯平素の鍛錬に力め、戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者より直ちに之を奪ふ。古人曰く勝て兜の緒を締めよと」
東郷平八郎の訓示(日本海海戦時)
当時の米大統領セオドア・ルーズベルトがこの訓示に感銘し、英語に翻訳して米海軍の全将校に配布したとのエピソードも残っている。
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 ブログを始めてもう3年になる。始めた時に何が不安だったかというと「ネタが続くか」という事だった。あれこれ考えて、最初に始めたブログはテーマを仕事の事に絞り、ネタを10個くらい用意してスタートした。しかも毎日だと続かないかもしれないと考え、1日おきとした。1日ネタを考え、次の日更新するというパターンだ。これは今でも続いていて、けっこうアクセスもある。

 やってみてわかった事は、「ネタなどいくらでも浮かんでくる」という事だ。そして余裕が出てくると、仕事以外にも幅を広げたくなった。そこで趣味の映画をテーマにして2つ目をスタート。その後いくつか展開しやめてしまったのもあるが、今コンスタントに続けているのはこのブログを入れて4本だ。

 このブログはテーマを「思考の記録」としている。毎日あれこれと考えている事を以前はそのままにしていた。考えた事、感じた事はその時々浮かんでは消えていった。それらの諸々をこうして記録しておくのは、後から読み返すと自分でも面白い。

 やり始めてから小さな専用メモ帳を持ち歩くようにした。思いついた時にちょっとメモしておくのである。こうしておくと忘れないですむ。家に帰って落ち着いて食後のコーヒーを飲みながらメモをめくるわけである。「さて、今日はどれにしよう」と・・・

 ネタをちょこまかと書き溜めるのはいいが、家に帰ってもいろいろやる事があってのんびりブログを更新していられない、なんてことはあるが、書くことがなくて困るという事はない。まあ楽しみながらやっているというのが実情だ。

 ブログも人それぞれだ。いいところは離れたところに暮らしている人など何をやっているかわかる事だ。普通だったら疎遠になってしまうか、年に一回年賀状のやり取りで終わってしまうところが、その人のブログをみれば何をやっているのかよくわかる。先輩H氏などはその良い例だ。

 弊害はといえばパソコンの前に座っている時間が長くなってしまう事だ。夕飯を食べていそいそと部屋へ行ってカタカタとキーボードを叩いていると夫婦間の会話が少なくなってしまう。あまり熱を入れすぎると要らぬところで火を噴いたりするかもしれないので用心はしている。

 今は良い時代だとつくづく思う。こういう時代に生まれた恩恵はフルに享受したい。その分社会にも何かお返しをしないといけないのだろう。今はまだこれといったものはできていないが、いずれそういう事もしていきたいものである。それがブログのようなものであれば尚良いなと思うのである・・・

【本日の読書】
「ブラック・スワン下」ナシーム・ニコラス・タレブ
「生き方」稲盛 和夫
    
    

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