2010年8月2日月曜日

夏休みの自由研究

小学生の娘は現在夏休みの宿題である自由研究に没頭している。
今年のテーマは「グアム旅行記」。
先日の旅行をうまく利用しようという腹だ。
と言っても考えたのはママだ。
子供は言われるままというところがちょっと寂しい。

実は昨年の事、やっぱり夏休みの宿題で自由研究が出た。
親としては子供の宿題だし、本人に任せていた。
なにやら購読している学習雑誌から選んでやっていた。
そしたらクラスでの発表で、娘の宿題の内容のあまりのレベルの低さにママが青くなって帰ってきた。よそは親がかなりテコ入れをしていたようである。
「今年は知らん顔できない」と妻は鼻息が荒かった。

しかしなぁ、と私は反発。
どうみても親が手を貸したような自由研究を持って行ってそれでいいのか、と。
何のための研究なのか、と。
明らかに親が手伝ったような『立派な』作品を持って行くより、貧相であっても『自分の力でやりました』というものの方がいいのではないか。
少なくとも私が教師だったら、そういう子の作品にこそ評価を与えたいと思うのだ。

とカッコよく語ってみたが、実は自分も昔からこの手の『自由研究』の類は大の苦手で、なんで今頃になってまたあの悪夢のような体験を再びしなければならないのか、というのが本音である。
学校の先生には「自分の力でやる事」と子供たちに強く指導してほしいと切に思うのだ。

とは言え目の前の現実からは逃げられない。
結局テーマはいろいろ事例を探して『旅行記』とした。
ちょうどグアムに行くし、という事で旅行中に見たり聞いたりした日本との違う事などをまとめてレポートするようにした。出入国の手続きから(入国時には指紋まで取られたからアメリカで何かやらかしたら一発で身元がばれてしまうとか)、街のスーパーでの商品調査・価格調査なんかも入れてみたりした。

まあいろいろとヒントはあげてなるべく自分で考えるようにさせているから、これはこれでいいかもしれない。すぐに「次はどうするの?」と聞いてくるから、「どうすればいいと思う?」と切り返している(すると「わかんな~い」と返してくるから敵もさるものであるが・・・)。

ほぼ8割方完成したからほっとしている。
他の「親」がどんな作品を作ってくるかは知らないが、我が家は本人の自主性を重んじる方式でここまで作らせた。出来が劣ったとしても気にするまい。
小学校4年生としては十分に「らしい」仕上がりだ。
これで私も安心して夏を過ごせる。

と、これも私の性分なのだがついつい考えてしまうのだ。
「来年どうしよう・・・」
続けて海外旅行はいくらなんでも厳しいぞ。
職場に5年生の子がいる同僚はいなかったっけかな。
探してみないといけないと思ったのである・・・


【本日の読書】
「二つの真実」船井幸雄
「日暮らし(上)」宮部みゆき

    

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