2009年10月12日月曜日

小江戸川越


 大阪から義母が上京してきた事もあり、連休の中日に川越に行ってきた。我が家からは西武線を乗り継いで1時間もかからない。へたな都心よりはずっと近い。レッドアロー号に乗りたがっていた長男の希望を叶えられるし、というわけで行く事にしたのである。もちろん、家族全員行くのは初めてである。

 川越であるが、いつの頃からか「小江戸」としてPRしているから、存在はよく知っていた。行ってみれば、NHKの朝の連続ドラマでも取り上げられているとかで、盛んにそれをPRしており、天気にも恵まれ大層な人出であった。町並みは古き善き時代の景観が残されている。そんな町並みに私はシャッターを切る。 

 ところが、花より団子の我が家の女系軍団、やれ「何この匂い」とか「芋○○とかおいしそうじゃない?」とか「これは買って帰って明日食べて、これはここで食べる?」とかで観光などはそっちのけ。まあ今に始まった事ではないのだが・・・

 厳選の上(当然私は選定メンバーには入っていない)、ハナマルでも取り上げられたという芋ソフトを食べる事になった。さっさと食べ終えた妻と義母は、「ちょっとあっちのお店(当然食べ物屋だ)を見てくる」と言い残して行ってしまう。子供たちが食べる終わるのを待つ間、私はと言えばそのソフトのお店を眺めていた。

 ソフトクリームも売れているのだが、やき芋にぎりというのも飛ぶように売れていた。
手軽に買って食べられる気安さからか、試しに食べてみようと思うのだろう、みんな列をなして買い求めていた。店頭の様子を見ているとついつい考えてしまう・・・

平均すると1分間に2個ぐらい売れている。
1時間で120個。
一日7時間として840個。
800個としても1個150円だから120,000円。平日は半分として、週6日営業で1週間で480,000円。1ヶ月で1,920,000円。年間で2,304万円。
原価率は30%くらいだろうか、アルバイトはいないようだし、これにソフトクリームを加えて・・・
我ながらもはや職業病かもしれないと思う・・・

 街並みには目もくれず、次は「菓子横丁」に向う。一通り見終ると、夕食はあらかじめ「うなぎ」と決めてあったから、それまで「何して時間つぶそう?」。いろいろと観光スポットはあったのだが、子供はもちろんの事、みんな気乗り薄。それでも強引に民族資料館なるところに入ったが、ここで川越の歴史を聞いてちょっと勉強した気分。

 特に「道計り」という距離測定器には関心した。あらかじめ歩幅をセットしておいて、そこから走行距離を割り出す装置である。言ってみれば「万歩計」そのものである。どういう原理かわからないが、電源も何もなしでこういう装置を作った知恵には感心させられた。

 もっとも関心したのは私だけだったかもしれない。みんな「いちのや」という老舗のうなぎ屋で食べた鰻のおいしさにすっかり心を奪われたようである。まあ、楽しいのが一番。みんなが楽しく過ごせれば、それが何より。平和な一日が過ごせて何よりだと思ったのである・・・


【本日の読書】
お休み
     
    

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