2009年8月13日木曜日

風邪が気合で治るわけ

風邪をひいた時、私は「気合で治す」事にしている。
こう言うと顔をしかめられる事が結構ある。
私は医者嫌いでもなく、薬嫌いでもない。
それが風邪を治す一番効果的な方法なのである。
正確に言えばこれに「適度な睡眠」がセットになる。

今日も同僚と議論をした。
「風邪をひいたらすぐに医者に行く」と彼は言う。
だが、考えてみてほしい。
医者に行く、症状を答える、そうすると医者は大抵薬を出してくれる。
だが、それは「風邪薬」ではない。

頭が痛いと言えば頭痛止め、咳が出ると言えば咳止め、熱があれば熱ざまし、吐き気があれば吐き気を抑える薬・・・
みんな症状を抑える薬だ。
風邪に対しては現在のところこうした「対症療法」しかできないのである。
あとは布団に入って大人しく寝ているようにと言われる。
風邪の症状が抑えられている間に、体の持っている自然治癒力で風邪を治すのである。

つまり、「風邪は薬で治るわけではない」のである。

これが現代医療である。

私の場合はといえば、症状にはすべて目を瞑り、気合を入れて寝る。
気合を入れる事によって、潜在能力に働きかけ、意識下で体の防衛本能を呼び起こし、自然治癒力を高めるわけである。
最初はどうあれ肝心な部分では治療方法は一緒である。
単に「心頭滅却すれば火もまた涼し」といった精神論を振りかざしているわけではないのである。

また、風邪の諸症状は体の防衛本能の現れである。
咳によって異物を排出し、病原体に対する免疫反応によって発熱するのである。
解熱剤はこの免疫力を弱める事によって熱を下げているのである。
つまり「病原体の敵=味方」をやっつけているわけである。
医者は体の防衛力を弱める薬を山のように出し、おまけに「全部飲むと胃が弱る」からと胃薬まで出すのである。
馬鹿にするにも程がある。

医者は沢山薬を出せば診療報酬が増える。
「お大事に」と言いながら「毎度あり」と言っているのである。
それをありがたがっているのだから始末が悪い。

まあ、どうしても辛くて症状を抑えたいというような理由からであれば、それは一つの解決策だ。
それを否定するつもりはない。
だが、大概早く風邪を治したい私としては、体に薬というよけいな負担をかける事なく、体のもっている防衛力を高めるべく、「気」を送ってからそれらが働きやすいように寝るのだ。
それが私なりに実践で培ってきた極めて合理的な治療方法なのである。

ちなみにラグビーをやっていた私は、現役の時には怪我とはお友達だった。
そして整形外科にはちょくちょく通っていた。
怪我は医者に行くのが一番早く治る。
常に合理的に体のことを考えて最善の策を取るのが、私のポリシーなのである。


【今日の読書】
「教えることの復権」 大村はま
「ジェネラル・ルージュの凱旋(上)」海堂尊
     
      

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