2009年8月6日木曜日

夏の日雑感2009

    
この夏はどうも例年のようなパワーがない。
照り付ける日差しに目を細める事がずっと少ない。
7月にとったせっかくの夏休みも、夏の日差しにはあまりお目にかかれなかった。
それでもプールでは子供たちと楽しく遊べた。

小学校3年生の長女はいつのまにか25メートルを楽に泳ぐようになっていたし、ママと競争して勝つまでになっていた。さすがにスピードではパパの足元にも及ばないが、それでも25メートルプールを往復したあと、すぐに「もう一回」と言われ、思わず「ちょっと待て」と肩で息しながら答えてしまった。いずれスピードで抜かれる日も近いのかもしれない。

家の周りでは比較的緑が多いせいか蝉がやかましく鳴いている。
最近蝉の種類を覚えた4歳の長男は「あれはミンミン蝉か、あれは何蝉か?」と興味深々。
しかし鳴き声はするが木に止まっているところが見えないのが残念。
そう思っていたら、近所の家の壁にとまって鳴いているやつを見つけ感動していた。
図鑑の中ではなく、目の前のやつはやっぱり説得力が違う。
この程度の自然ともいえない自然ではあるが、考えてみればこれも自然なのだろう。

家の近所を散歩するとトウモロコシ畑がある。
練馬区は23番目にできた区だけあって、まだまだこういう畑も多いような気がする。
日本では関東のトウモロコシが今まさに旬。
トウモロコシは小麦・米と並んで「世界三大穀物」の一つであるが、実は我が国は世界最大の輸入国であり、輸入量の9割をアメリカに依存しているという。
そして、国内で消費される75%は家畜の飼料用らしい。
そんな現実は目の前のトウモロコシ畑とはマッチしない。
あれがトウモロコシだよと子供たちに教えてあげるも、買うのはスーパーだ。

近所の白子川ではカモの親子が憩い、鯉が泳ぎ、亀が甲羅干しをしている。
そんな風景を大事に守ろうと近所の人達は時々清掃作業をしているが、いつも空き缶やビニールゴミが浮いていたりする。たぶん捨てるのは子供か若者かと想像していたが、なんといい年したおじいさんが空き缶をポイ捨てしているところを見つけてしまった。あとで注意すれば良かったと後悔しているが、防ぐ手立ては意識変革しかないのであろう。

この地域に住んで13年。次第に愛着も湧いてきている。
考えてみれば実家で暮らしたのは、(近所間での引越はあるものの)就職するまでの23年間。
あと10年も暮らせば人生で最も多くを過ごした地域になるわけである。
子供たちの「ふるさと」でもあるわけだし、地域に密着してこれからも暮らしていきたいものである。

立秋も過ぎて早や残暑お見舞いの時期となった。
夏も後半戦だ。
いろいろと悩める日々であるが、明るい未来を信じて気持ちだけは沈まぬ太陽でいたいと思うのである・・・

     
    

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