2009年7月12日日曜日

都議会議員選挙

 都議会議員選挙に行ってきた。開票はまだ途中であるが、どうやら民主党が予想通り圧勝しそうである。まあこれまでの状況からするとそれも当然なのかもしれない。ただ、これが民主党が実力で勝ち取ったものであるならば、大いに期待もできるところであるが、自民党の体たらくで転がり込んできたものとしか言えないだけに、何とも言いようもない。

 「今日は選挙だ」と家族に宣言し、出かけるついでに投票所に寄った。ちょうど小学校3年の娘にも選挙なるものを教えようと投票所に連れて入った。ところが、中に入るとすぐに「子供は連れて入らないでくれ」とストップされてしまった。「小さな子供であれば仕方がないが、しっかりしている子はダメ」なのだと言う。どうにも釈然としない。候補者の名前のリストを見せて、投票用紙に名前を書いて、投票箱に入れるところまで一緒に見せたかったのに・・・

 納得のいく説明を求めようと思ったが、近くに止めた車の中では妻が交替するのを待っていたし、相手は所詮ボランティアで規則を守る事以外の判断力はないとみて、それ以上の追求はやめた。何でダメなのか?たぶん、役人が決めたくだらない理由だ。子供を連れて投票してはいけないような理由など思い浮かばない。

 そういえば候補者を縛るルールもくだらないものが多い。今やネット時代だというのに、「選挙期間中はブログの更新をしてはいけない」というのもそうだ。時代錯誤も甚だしい。大きな組織になると意思決定が遅くなる。これまでの古いルールを変えようと思ったらなかなか大変だ。役人はみんな優秀だから、そんな時代にあわないルールは問題だと個人個人はわかっているはずだ。だが、変えるという膨大なエネルギーを費やせないだけなのだろうと思う。

 そんなアホくさい気分にさらされた投票だったが、さて満足いく投票ができたかというとそうでもない。最大の原因は「候補者の顔が見えない」事だ。
選挙となると急に街頭や駅前に現れられても戸惑うばかりである。普段から顔と名前を売る努力をしている事が大切だと思うのだが、政治家の立場からするとどうなのであろう。

 あれこれ迷ったが、「新銀行東京を潰す」「オリンピックに反対している」というキーワードで選ぶ事にした。適当に鉛筆を転がして選ぶよりも、それなりの理由があった方が少しでもマシに思えたからだ。その結果は明日のお楽しみといえよう。

 自民党も都議会選で手痛い敗北を喫すれば尻に火がつくだろう。共産党や宗教政党に比べればはるかにマシなので、この敗北とおそらく衆院選の敗北が加われば自浄作用も働いてよくなるかもしれない。近いうちに自民党がダメージから復活し、民主党も敵失ではなく実力で政権を奪える力をつけ、互いにがっぷり組み合って烈しい選挙戦を展開するようになってもらいたいものである。

 くだらない公職選挙法も時代にあったものにリニューアルしてほしい。
いろいろと不満はあるものの、自分たちのリーダーを決めるという事については、例え芥子粒のような一票であったとしても、国民の一人としてきちんと自分の責任は果たしていきたい。
 その上で、政治については文句や不満ではなく、明るい理想を語りたいと思うのである・・・


       

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