2009年5月31日日曜日

幼稚園にて1

長男の幼稚園参観があった。
お父さんを意識してのものだと思うが、お母さんも1~2割程度いる。
兄弟がそろって園児だったり、日曜とはいえお父さんは仕事だったり、やっぱりいろいろ事情はあるのだろう。

最初に園庭で体操したり、親子ゲームをしたりとなかなか園も考えてくれている。
続いて室内に入り、みんなでご挨拶をし先生が出欠を取る。
声の小さい子もいるなかで、我が子は手をはっきりと上げて大きな声で返事をしていた。
親ばかではないがちょっとばかり頼もしく思う。

元気な歌も披露してくれた。
先生も伴奏を間違えたところを見ると緊張していたのかもしれない。
先生といっても20代前半の新卒の若い女性だ。
おじさんたちに囲まれていれば、それも無理はない。

親子で工作になると今度はこちらが緊張する番だ。
なにせ工作の類は大の苦手なのだ。
日曜大工なんて言葉は我が家の辞書には載っていない。
それでもさすがに幼稚園レベルであれば、なんとか様にはなるものである。
父親の面目を失うような事にはならず、ほっと一息である。

最後の紙芝居の頃は緊張も解けていた。
「ではお父さんに紙芝居を読んでもらいましょう!」と先生が言う。
子供たちは大賛成。
周りの大人たちは、みんな心なしかうつむいている。
それを観察する余裕が、自分にはあった。

「どなたか読んでいただける人?」と先生が尋ねる。
先ほどとは立場が逆転。
「誰に当てようかしら」と先生は、俯くお父さんたちを前に逆に楽しんでいるような感じもする。

女の子のお父さんがまず指名された。
「残りは男の子のお父さんにしましょう」と先生が言う。
「男の子の中で、お父さんに読んでほしい人?」と先生が言った。
その刹那、嫌な予感が体を走り抜ける。

「はあ~い!」
と一人元気よく、天にも届く勢いで手を上げた子がいた。

それはとっても微笑ましい姿だ。
その場に居合わせた者であれば、誰だってきっとその子を指名するであろう。
そして先生も当然の事ながらその子を指名した。
改めて確認するまでもない、それは紛れもなく我が子であった。
およそくじ引きの類やビンゴではほとんど当たったことなどないと言うのに、こういう時だけは当たるのである。

「はい、では○○君のお父さん、お願いします!」
先生の勝ち誇ったような、活き活きとした表情が何とも言えず恨めしかった・・・
    
      

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