2024年3月24日日曜日

MacかWindowsか(息子のノートパソコン)

 この春、無事大学に現役合格した我が息子。今は入学に向けて準備をしている。その一つとして私にアドバイスを求めてきたのはパソコンの事。今はもうパソコンがないと授業もまともに受けられないようである。大学推奨があって、それはMacBooksurfaceである。「どっちがいい?」と息子が問う。こういう事に関してはママはあてにならない。どこの塾に行くとかどこの大学を受けるとかは私は蚊帳の外であったが、いよいよ親父の出番というわけである。

 私個人であれば迷わずMacBookにするのだが、息子なりに調べてきた疑問に答える。

「就職すると会社ではほとんどWindowsだから今から慣れるという意味でもsurfaceの方がいいのかな?」

「確かに会社ではWindowsだろうが、インターネットはどちらでも同じだし、会社独自に使うソフトはどちらにしても入ってからだから関係ない。ただし、ExcelWordはショートカットキーがマックは違うので慣れないと不便」

総じて私の回答は、「どちらを選んでもそう大して変わりないので好みの問題」(親父の好みはMacBook)というものであった。


 私もデビューはWindowsであった。最初のパソコンの師匠はMac派でMacを勧められたのだが、結局Windowsを選んでしまった。しかし、抑えきれないMacへの想いから、マックへ乗り換えて今に至っている。年賀状ソフトなどWindows専用だったりして確かにMacは不便なところがある。しかし、iPhoneiPadiMacと連動で使えるのは感動的であったし、それほどヘビーユーザーでない私からすると、どちらもそれほど違わない。今では仕事とプライベートとをWindowsMacで棲み分けしている。


 息子はさらにあちこちアドバイスを求め、最終的にはsurfaceに決めた(親父としてはちょっと残念)。その決め手になったのは、「画面をフラットにしてタッチペンを使える」ということ。MacBookは画面を開けて立てた状態で書き込むので使い勝手がイマイチということのようである。まぁ、どちらを選んでも一長一短なわけであり、息子が行く大学の現役学生の利用割合は、surfaceMacBook6:4らしい。どちらでも大して変わらないので、決め手が一つでもあるのならそれで良しである。


 それにしてもそんなにタッチペンを使うのだろうかと思ったが、今は大学の講義はすべてデータで資料提供され、それに独自に書き込んでいくようなのである。つまり、紙のノートはほとんど使わないらしい。私の学生時代は、試験前になると講義ノートのコピーが出回っていて、ラグビー部の同期などは、コピーを手に入れた段階で「もう完璧!」と胸を張っていたものであるが(ちなみに私は授業にほとんどすべて出ていたので他人のノートを借りたことはなかった)、今はデータでサクッともらえるのだろう。


 なんだか隔世の感がある。来週からの大学生活に備えて池袋にsurfaceを買いに行く。価格比較のために寄ったヤマダ電機ではすでにほとんど売り切れ状態。出遅れ感に苛まれながらビックカメラに行くと、拍子抜けするくらい希望のものがあった。さすが我が家御用達のビックカメラ。かくして息子はsurfaceを手にする。果たして息子は来るべき大学生活でsurfaceをフル活用するのであろうか。昔は授業に出ないのがステイタスみたいな雰囲気があったが、私を見習ってしっかり講義を受けてほしいと思うのである・・・


【本日の読書】

ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために - ドリー・クラーク, 桜田直美, 伊藤守  失われた時を求めて(3)――花咲く乙女たちのかげにI (岩波文庫) - プルースト, 吉川 一義





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