2024年3月20日水曜日

祝日雑感

 毎週末、1日はラグビーに行き、1日は実家へ行って掃除と料理をして帰ってくるとほぼそれで土日は終わる。好きなことをしているわけであるが、それ以外の事をする時間があまりない。もう1日あれば他のことができるのにと常々思っている。そんな中、本日のような祝日はそんな「もう1日」にあたる。朝から予定のない1日というのは、実にありがたい。前夜は翌朝のことを気にしなくていいので、2時間23分の映画(『BAD LANDS バッド・ランズ』)を観た。目覚ましもセットしないで寝る。

 しかし、悲しいかな、それでも6時間もせずに目が覚めてしまう。たまたま本日は家族もみんな出掛けてしまい、私1人。こういう時間も貴重である。ブランチは近所のラーメン屋へ行く。基本的にラーメン好きであるが、あれこれ凝って食べ歩くほどではない。近所に「家系」のラーメン店があったので行ってみる事に。こういうラーメン店ではところによって入りにくい店がある。ラーメン二郎などはその最たるもので、通でないとオーダーからマゴマゴしてしまいそうで居心地が良くないから行くのを躊躇する。

 本日入った店は「紫極」という店であったが、券売機も人件費削減のためではあろうが、初めての者にはプレッシャーとなる。券売機の前で時間をかけるのも憚られるから何がいいのかゆっくり選べない。したがってとりあえず無難な普通のラーメンにする。席に座ってゆっくりとメニューを見て選ぶということができれば他のメニューにしていたかもしれない。チケットを渡してよく観察すれば、みんな麺の硬さやスープの濃さなど好みを伝えている。値段は800円。普段、平日に行く日高屋の倍であるが普通だろう。日高屋のラーメンは、「値段並みの味」を意識しているそうで、特別に美味しいわけではないが不味いわけもない。サラリーマンの懐には優しい店でありがたい。ラーメン店もいろいろあっていいと思う。

 帰った後は録画したビデオの鑑賞。普段、時間がなくてとりあえず撮っておくが、いざ観ようと思うとあまり時間の余裕なくいつの間にやら溜まっている。そうした溜まったビデオが今日は2番組減った。まだまだ残っているが、急ぐものではないし、ゆっくり観ていこうと思う。思うにこういう暇な1日がもっとあればと思うが、ラグビーも好きでやっているわけだし、実家の両親と過ごす時間もいつまでもあるわけでもないし、減らすわけにはいかない時間である。となれば当面は仕方ない。

 昨年、定年退職した知人は、独身ではあるが毎日楽しく過ごしていると言う。よく定年後、しばらくはいいがやがて暇に耐えきれなくなると聞いたことがあるが、今のところまったくそういう気配はないと言う。私も割と孤独には強いと思うので、おそらく毎日快適に過ごせると思う。今はまだ経済的にもそんなゆとりはないから仕事を辞めるわけにはいかないし、仕事を楽しめるのも今のうちであるから、今は今で働くことを楽しみたいと思う。

 それにしても、仕事を辞めた後はどんな生活をするだろうか。私の性格からすると、毎日決まった時間に起きて、決まったルーティーンを繰り返すだろう。今は、起きてから出勤前の1時間ほどは哲学読書の時間に充てている。同じように朝は自宅でまずは勉強系の読書をし、掃除洗濯系の家事をこなし、それから喫茶店に行って気楽に読める読書を楽しみ、日中はその時々のフリータイムで、夕食後は海外を含むドラマを楽しみ、寝る前に1日の締めとして映画を観るという生活になるだろうと今から考えている。たぶん、ほぼそれに近い生活を送ると思う。

 普段とは違う休みということで、たまの祝日は新鮮である。来るべき老後のデモというわけではないが、そんなことをつらつらと考えてみた。どんな老後生活を送るのだろうか。こういう祝日に、今から少しずつシミュレーションしていくのも悪くないなと思うのである・・・

Somchai SumnowによるPixabayからの画像


【今週の読書】

世界一流エンジニアの思考法 (文春e-book) - 牛尾 剛  失われた時を求めて(3)――花咲く乙女たちのかげにI (岩波文庫) - プルースト, 吉川 一義







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