2021年10月7日木曜日

仕事は楽しいかね

「今日の仕事は、楽しみですか」品川駅の大量広告、「出勤時に見ると傷つく」と批判→1日で取り下げ 
NewsPicks関連企業10/6(水) 7:03配信

4日に掲示されていた広告(アルファドライブ麻生要一社長のTwitterより)「今日の仕事は、楽しみですか。」――品川駅コンコースにある数十台のディスプレイに10月4日、一斉にこんなメッセージが掲げられた。その写真がTwitterで広がると、「見た人を傷つける」「楽しみでなくても、しなくてはならない仕事はあるのに」などとTwitterで批判が集まった。この広告を掲示したのは、ユーザーベース傘下で人材育成やNewsPicks法人事業などを展開するアルファドライブ。同社は批判を受けて1日で広告を取り下げ。「利用者の方々への配慮に欠く表現だった」と謝罪している。
Yahoo!Japanニュース
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 朝のニュースで目にしたものであるが、読んだ瞬間写真を二度見してしまった。何が問題なのか理解できなかったからである。もちろん、人それぞれ考え方は違うから批判もいいと思うが、そもそもみんなそんなに仕事が嫌なのだろうかと疑問に思う。そういう自分は、仕事に楽しみを見出すタイプであり、嫌だなどと思うことなく毎日通勤している。そして仕事が好きか嫌いかと二者択一で問われたならば、迷うことなく「好き」だと答えるだろう。

 「仕事は好きでやっているわけではない」という言い分もよくわかる。仕事は第一に「生活のため」すなわち「金のため」である。かく言う私もそこは同じである。ただ、当然ながら「それだけではない」。仕事をする中でも楽しみというのはある。8月に転職し、すっかり今の仕事にも慣れたが、日々仕事の中に楽しみを見出している。「今日の仕事は楽しみですか」と問われたのなら、「楽しみです」と答えるだろう。もちろん、すべての人がそうだとか、そうあるべきだとは思わないが、そうでないなら気の毒だなと思うだけである。

 考えてみると、このディスプレイを見て傷つく人というのは、仕事が嫌いな人なのだろう。「仕事が嫌い」にも「仕事そのものが嫌い」というのと、「一緒に働く同僚が嫌い」というのに分かれるのではないかと思う。私も社会へ出て早や33年、銀行業界、不動産業界でそれぞれ仕事をしてきて、「仕事そのものが嫌い」だという経験はあまりない。むしろ、大概の仕事は面白かったと思っている。ただ、上司や同僚が嫌だというのは多々あった。昇進や昇格などで差がついたりするのも嫌な経験である。私にとっては、仕事の嫌な部分というのは「人間関係」であると言える。

今の仕事も面白いと思う。小さな会社の総務部であるが、小さいがゆえに、総務部と言っても、経理部も人事部も兼ねている。やることは多い。今まではむしろやり切れていない方なので、自分がやり切れていない部分を開拓していこうと思っている。そもそもであるが、自分は常に「存在感」を出したいと思っている。
「自分が来る前と来た後で何が違うのか」。
それがすなわち自分の存在感であり、違いが大きければ大きいほど、なくてはならない人財になっていると思う。

 それを教えてくれたのは、新人の頃の先輩。その先輩は、新人の頃、自分の足跡をその支店に残したいと考え、書庫を徹底的に整理したと言う。新人だから大きな仕事ができるわけではない。だが、書庫の整理ならできる。そこで誰もやらずに乱雑になっていた書庫を整理して褒められたと言う。たかが書庫の整理であるが、その発想がすべてだと思う。以来、私も自分の存在感にこだわっている。そういうことをあれこれと考えると、やるべきことは次々に目の前に出てくる。「前任者とは違うな」と思わせるのは簡単である。

 今は総務部の部長という立場であるが、経理部門の責任者でもあり、そうすると会社全体の収支計画に携わるので、当然営業や現場の各部署にも首を突っ込む機会ができる。そうすると、そちらの方面にも意見を言えるし、人事の立場からも社員教育などについて意見を言うようになる。あっという間にそれなりの存在感は出せていると思う。当然、日々の仕事は楽しい。33年のキャリアで人間関係もそつなくこなせるし、「仕事は楽しい」と胸を張れる。

 物事は何でも「考え方」であるように思う。「我がものと思えば軽し傘の雪」なのである。「嫌だ」と思う原因は何なのか。仕事であれば、仕事のどの部分なのか。それを楽しくやる工夫はできないのか。不平不満も当然出てくると思うが、それを解消する術はないのか。そしてどうしてもダメなら他の仕事に道を求めるという手もあるだろう。自分はそんなふうに考えてきたから、今も仕事が楽しいと思えるのだろうと思う。社会人になれば人生の大半を仕事をして過ごすわけであり、その時間をストレスと共に過ごすよりも、楽しく過ごしたいと思う。

 更に言えば、そうした批判を浴びてすぐに広告を撤回した対応にも如何なものかという思いがある。少なくともこれは良いと思ったからこそ広告として採用したのであろう。それに対し、異論反論があったとしても、きちんと広告を出した意図を説明すればよかったのではないかと思う。ちょっとばかりの炎上にすごすごと自分たちの考えを取り下げるのは、「事なかれ主義」の現れでしかないと思う。もっと堂々と、意見を主張してもらいたいと思う。そしてそれでこそ、仕事が楽しくなるのではないだろうか。

 失業経験者の私としては、仕事があって、そこそこの収入があるというのはありがたいこと。そういう仕事があることに感謝しつつ、これからも楽しく働きたいと思うのである・・・



【本日の読書】
  



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