2017年12月20日水曜日

リーダーの熱き想い

仕事でこれから大きなチャレンジをしていこうとしている。チームでチャレンジャブルな目標を掲げてこれからそれに向かって邁進していこうとしているのである。それはそれでいいのであるが、1つ懸念事項がある。それはチームリーダーの「覚悟の度合い」である。これまでも幾度か方針に対する変節やリーダー辞任発言などがあって、そのたびに思い直してもらっていたが、大きな目標を立てる以上、そういうことがあっては困ってしまう。

そもそもなぜそういう変節(方針の180度転換)やリーダー辞任発言があるのかと言うと、そこには根底からリーダー自身の意思の脆さがあると思う。強い意思がないということであり、またそれはやろうとしていることに自信がないということでもあると思う。困難に面した時、やり抜くかやめるかを決めるのは意思の力によるところが大きいと思う。

自分自身を振り返ってみると、過去には大学受験の時がその試練の時だったと思う。第一志望の国立大学一本に絞って臨んだ1年目は見事に玉砕し浪人、捲土重来を期して臨んだ2年目は宅浪の身分であった。1年間自宅にこもって猛勉強したが、受かるという自信は最後まで持てなかった。このまま続けていいのか、目標をワンランク下の公立大学に切り替えるか(それだったら1年目に楽に受かっているレベルであった)、不安は尽きなかった。

結局、何とか合格を勝ち取ったが、今振り返ってみても合格できたのは何よりも最後まで諦めなかったことであり、先が見えない中、不安な気持ちを抑えながらやることをやり続けた結果に他ならない。学力もさることながら、途中で不安に負けて志望を変えていたら当然ながらその結果は得られなかったわけである。

今度のチャレンジも成功する確証などどこにもない。あるのはただ「できるはず」という思いだけである。あとはただその道を信じて進むしかない。その時、リーダーの役割としては、メンバーを鼓舞することだろう。途中で「やっぱり難しいかもしれない」というムードが出た時には、「俺は1人でもやるぞ」という覚悟を見せなければチームは一つにまとまって動けない。ましてやリーダー自ら「無理かもなぁ」などと言い出したら、チームの足はそこで止まってしまうだろう。ましてや「俺にリーダーは無理だ」などと言い出したら、THE ENDである。

リーダーには冷静さが必要なのは言うまでもない。猪突猛進するだけでも困るのは事実である。しかし、困難な中、チームを鼓舞し進み続けないといけない時は断固とした態度を見せないといけないと思う。こういうリーダーの姿こそ、チームのメンバーの支えとなるものである。会社では役員とは言え、自分はリーダーではないだけにもどかしいものがある。だが、それはそれで逆にリーダーが怯まないように支えていけばいいのかもと思う。

これからどうなるのか。どうなるにせよ、自分でできることをやっていきたいと思うのである・・・



【本日の読書】

 
 

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