2017年2月23日木曜日

NHKの衛星放送料金

先週末の事、自宅でくつろいでいるとケーブルTVのJCOMの営業マンがやって来た。我が家では引っ越ししてきて以来、JCOMのお世話になっている。家族で見るのは私くらいなのであるが、映画や何といってもラグビーの試合が多数観られるので重宝しているのである。そんなJCOMが来たのは、また何やらセールスだろうと思ったのである。JCOMもインターネットや電話や諸々料金アップにつながるサービスの提供に余念がなく、これまでもしばしばセールスを受けている。

ところが、JCOMの担当者の要件はまったく予想もしないことであった。それは、「NHKの衛星放送の料金を今度から払ってもらうことになった」というものであった。なんでもNHKからJCOMに対して申入れがあり、要は「見られるのだから払わせろ」となったようなのである。JCOMの料金と一括して払うと、「団体割引」が適用になってお得だというのである。

実は、以前にもNHKの担当者が集金に来たことがある。その時は堂々と「払わない」と宣告した。払わないと言っても、通常の地デジ分は払っている。それはNHKの公共性を認めてのものであり、納得いくものだからである。払いたくないのは「衛星放送」分である。これははっきり言って必要性が欠片も感じられない。NHKが衛星放送をやる必要などないし、やるならやるで構わないが、その料金を請求されるのはとんでもないことである。

なぜ、衛星放送が必要なのか?公共性を謳うなら地デジだけで十分であると思う。いくつもいくつも公共放送を流す必要があるとも思えない。もっともNHKの人から見たら必要な理由など何百も説明してくれるに違いない。政府の無駄と同じで、「必要か否か」は、「ないと困るかどうか」に置き換えて問う必要がある。NHKの衛星放送が「ないと困るか」と問われ、「困る」と答える日本国民が一体どれだけいるであろうか。

「衛星放送が見られるから」(料金を払え)というのも気に食わない。以前住んでいたマンションではWOWOWを観ていたが、集金に来た担当者には、「観られたくなかったらスクランブルをかけたらどうか」と申し上げた。玄関のドアを開けっ放しにしておいて、中を見たなと料金を請求するのはおかしな理屈である。無理やり見せておいて、料金を取るやり方は押し売りに他ならない。

我が家に来たJCOMの担当者こそいい迷惑だろうが、そういう考えをお伝えした。強制的に引き落とされるのが怖かったのだが、よく聞いてみたら一応同意書がいるということであった。それなら判を押さなければいいので、申し訳ないとお詫びしてお引き取りいただいた。ちなみに料金は月額900円弱で、正規料金の2,230円から比べれば大幅ディスカウントであるが、たとえ100円でも払う気はない。(考えてみると正規料金は、WOWOWの月額2,300円と比べてもいい根性している価格設定である)

世の中、理不尽なことは多々あるが、どうにもならないものもあれば、抵抗できるものもある。抵抗できるものであれば、せめて思いの一太刀ぐらいは食らわせたいと思うのである。それにしてもNHKもさるもの。直接がダメなら間接とばかりに事業者に圧力をかけてくるとは・・・これからもいろいろ考えてくるのだろうが、徹底抗戦の覚悟で臨もうと思うのである・・・






【本日の読書】
 
 

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