2017年10月1日日曜日

それでいいのか

安倍晋三総理大臣が衆議院を解散し、いよいよ選挙という雰囲気になってきた。ここにきての解散と、それに伴う民主党の解党騒動には驚くばかりである。なんでいきなり解散なのだろうと思ったが、衆議院の任期は4年で残り13ヶ月ほど。どちらにせよ来年の年末には選挙なわけで、残りの期間を見据えた上で「タイミング」のいい時を狙って解散というのは理解できるところである。いろいろと批判はあっても、それを判断するのは我々国民なわけであるし、問題はないと考えている。

解散を批判するのはそれぞれの意見である。ただ、野党の政治家が批判するのは如何なものかと思う。解散カードを握っているのは与党であり、そのカードを切る時というのは「自らにとって都合のいい時」であり、裏を返せばそれは「野党にとっては都合の悪い時」であるから批判したくもなるのだろう。しかし、野党にとって勢力を挽回するのは選挙の時以外にはないのであり、立場としては常に「次の選挙」に備えていないとまずいわけである。その準備ができていないのを棚に上げて批判するのは違うだろうと思う。その点、日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事は、そう述べて解散を批判していないので、このスタンスが野党のあるべき姿だろう。

それにしても民進党の解党には驚くばかりだ。現在の衆議院では民進党の議席は87で、数でいけば自民党の287に次ぐ第2党である(その次は公明党の35)。これを伸ばすのが本来目指すべきところだが、この3年間でのあり方を見ていると解党もやむなしと我が眼には映る。やってきたのは「自民党批判」だけ。中には自分たちが政権を担っていた時にやっていたことまで批判していて、その「節操もない批判」はとても二大政党の一翼を担う器ではなく、個人的にはとても残念で仕方なかったのである。

私は現在は自民党支持だが、それは「絶対支持」ではなく、「他に選択肢がない」結果である。基本的に二大政党体制が実現して欲しいと願っているのは昔から変わらない。政治の世界でも「健全な競争」は必要だろうと思うからである。ところが、民進党はとてもではないがその期待には程遠い有様であった。挙句にこの解党騒動である。民進党の衆議院議員は小池さんの希望の党に合流するらしいが、これもどうかと思わざるを得ない。その姿は「今人気の小池都知事にあやかって当選しよう」としている「風見鶏」にしか見えないからである。

政治家は本来、国政に出て「国をこうしたい」という大志がないとダメだと(そうあって欲しいと)思う。志を同じくする者と徒党を組むのはいいが、まずあるべきなのは自らの政治信条であるべきだろう。ところが「風見鶏」議員にはこれが感じられない。「選挙に落ちればタダの人」と言われる政治家だから、「当選してナンボ」、「政治信条など当選してから考えればいい」とでも考えているんじゃないかと思わざるを得ない。わからなくもないが、如何なものかと思う。

例えば私の地元を地盤としている木内孝胤議員は、民主党ブームに乗って当選したあと、民主党批判の逆風が吹くと離党、やがて国民の生活が第一、日本未来の党、生活の党と渡り歩き、維新の党の人気が出るとそれに便乗し、いつの間にか再び民進党に戻り、今回希望の党の合流組のリストを見てみたら、やっぱりしっかり名前が載っていた。見事という他ない。議員になる前はメリルリンチにいたらしいが、なるほど外資系らしい発想だと思う。多分、小池さんの威光が衰えたらすぐ次の勝ち馬を見つけるのだろう。そのうち自民党に鞍替えしているかもしれない。

個人的には二大政党体制が望ましいと考えているが、「与党批判」で政権交代を図るのではなく、政策で勝負して欲しいと思う。それにはやっぱり「政治信条をしっかり持った個々の政治家の集合体」である必要があるだろう。「政治信条を捨てて当選する」か、「守って落選する」かの瀬戸際に立たされた時、「当選」を選ぶ「風見鶏」を選びたいとは思わない。落ちたらただの人ではないかと言われそうだが、そういう人は落ちても復活があるだろうし、長い目で見ればそういう政治家の方が多くの支持を得られるのではないかと思う。そういう政治家をこそ、心から応援したいと思うのである。

これからしばらくは選挙一色になるだろう。国際情勢も経済も難しいところだと思うが、自分としては選挙民の1人として、しっかり考えて投票権を行使するしかない。そうすることで、我が国の行く末に貢献したいと思うのである・・・





【今週の読書】
  
    


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