2017年9月24日日曜日

最後の公式戦

小学校3年から野球チームに入った我が息子。今年はいよいよ6年生で最年長。チームは小学生対象であるため、今年で最後なわけである。そして現在の大会が最後の公式戦。トーナメント形式なので負ければそれまで。ここまで2連勝できたが、本日の相手は「全国三位」の実績のある相手。どこまでやれるか、が焦点であった。

我がチームは何と初回に先制点を奪う。しかし、小学生の試合では1点はとてもリードにはならない。息詰まる投手戦。小学生だと、それぞれの子の成長には差がある。体格の大きな子もいれば、小さい子はその半分くらいかと思えるくらいである。両チームともピッチャーは体格のいい子。この頃は野球のうまさ加減は、体格要因が一番だと思う。そういう相手チームも、ピッチャーはチームで一番体格がいい。

息子のチームのエースピッチャーは、球も速く相手は三振や打ち損じが多い。唯一の難点はコントロールで、過去の試合では四球に死球で連続押し出しも見られた。だが、それを責めるのも酷なところがある。特に相手の打者が小さいとストライクゾーンも小さくなる。そういう相手が打席に立つと、どうしてもボールが先行してしまう。今日はまだいい方であった。

野球というのは、考えてみれば面白いスポーツである。ラグビーではフィールドがきっちり決まっていて、ゴールエリアも明確である。しかし野球の場合、ストライクゾーンは打者によって異なる。その相対的なエリアを見極めるのは審判という「人の目」。ボールを持って攻めるのは「守備側」のチーム。ピッチャーは打者が打ちやすいストライクゾーンに投げないといけない。

試合は4回裏にとうとう追いつかれる。引き離したいところだが、1番からという好打順で、先頭バッターが塁に出るも、好機を生かせず得点できない。そして5回の裏、相手のエースピッチャーが打席に立つと、いきなりのホームラン。さすがに体格がいいだけあって、気持ちいいくらい打球が飛んで行く。そしてそのあとは長短の連打。いつのまにか打者一巡。そしてこの回8点目が入ったところで、審判がコールドゲームを宣言しゲームセット。これが息子の最後の公式戦となる。

我が息子のチームキャプテンは、実はエースピッチヤーの子ではなく、何とチーム唯一の紅一点の女の子。先頭打者でファーストを守り、時にリリーフのマウンドにも立つ。なかなか運動神経もいい。元気もあってリーダーシップもあるようで、そんなところもあってのキャプテンなのかもしれない。小学生くらいまでは体格的に男女差は少ないからなせる技とも言える。おそらく中学を卒業する頃までには、成長差が出て対等に競うことはできなくなるだろう。多分ユニフオーム姿からは想像できない可愛らしい女の子になって行くと思う。

最終回の相手チームの怒涛の攻撃。均衡が破れて一気に雰囲気が悪くなりがちな中、我が息子はキャプテンとともに声を出してよくチームを盛り立てていた。これは大事なことだと思う。試合には勢い、あるいは流れというものがある。相手チームに流れがある場合、ともすれば実力以上の点を取られることもありうる。そんな流れを喰い止めるべく、諦めない姿勢を示し続けたのは見ていて頼もしいかぎりであった。

残念ながら、流れというより全国三位の実力差が出たと言える試合。息子は最後の公式戦を終えることとなった。まだまだ練習試合等はあるので、卒業までに今のチームで野球はできるが、それでももう今のメンバーで野球をやるのもせいぜいがあと半年であり、楽しんでやってもらいたいと思う。勝っている時の喜び、負けている中でいかに勝利への執念を保ち続けるか、そんな醍醐味を味わえたなら、今のチームに参加した意義は十分にあったと言える。

親としても、息子を頼もしく思えた試合なのであった・・・






【今週の読書】
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿