2017年7月9日日曜日

都議会議員選挙の結果について思うこと

先週は都議会議員選挙であった。選挙には基本的に欠かさずに行く主義であるがゆえに、私もきちんと投票を済ませてきた。結果は、都民ファーストの会が圧倒的な支持を受けて一気に第1党へと躍り出た。事前に予想できた結果とは言え、極端だなと思わずにはいられない。こういう結果について考える時、注目するのは勝った政党よりも負けた政党だ。アマノジャッキーの本領発揮な訳である。

今回、自民党は一気に半分以上の36議席を失っている(5923)。確保できた議席数23は、過去最低らしい。でも逆に考えると、逆風の中でも23議席は確保していると言えるわけである。この支持層は、余程のことがない限り見限らないという強固な支持層=「岩盤層」と言えるわけで、風が吹けば他へと動く弱い支持層=「浮遊層」とは異なるのである。自民党を支持しているのか、個々の議員さんを支持しているのかはわからないが、とにかくこの「岩盤層」をいかに持っているか、がその政党の真の強さだと思う。

例えば、2009年の民主党ブームの中で、民主党(当時)は都議会で54議席を確保した。しかし、その後の体たらくで、2013年には15議席に一気に数を減らし、今回は5議席である。つまり、そもそも民進党の岩盤層は5議席程度で、49議席は単にブームで流れてきた浮遊層だったわけである。そういう目で他の政党を見てみると、公明党は2009年、2013年、今回とすべて23議席で、公明党は議席23のすべてが環境に左右されない不動の岩盤層と言える。同様に、81719と増やしている共産党は岩盤層が17に増えていると言えるのかもしれない。

一方、大勝したとはいえ都民ファーストの会は、直前の6議席が岩盤層としたら43は浮遊層なわけで、これは何とも脆弱である。新しい政党であるから仕方がないとは言え、これからの結果次第では次の選挙でこの浮遊層はまた他へと移動してしまうだろう。民進党のように非常に脆い支持層だと言える。もちろん、結果次第ではこれが固まって岩盤層となり、強固な支持基盤となるわけであるから、何れにせよ結果が求められているわけである。

また、個々の議員も気になるところ。圧勝した都民ファーストの会にはどういう人たちが集まっているのかは知らないが、一部にはチラホラ聞いたことのある名前の方もいらっしゃる様子。よく言えば、小池さんに共感して集まってきた政治家の人たちと言えるが、中には機を見るに敏な「風見鶏」の方もいると考えている。「勝ち馬に乗る」というやつで、我が地元でそういう例を目の当たりにしたためか、そんな視線を向けたくなるのである。

我が地元では、ずっと自民党の議員さんが強いのだが(私もこの方をいつも支持している)、かつての民主党ブームで某議員に負けてしまった。その某議員はまさにブームに便乗したかのごとくで、それが証拠に民主党政権の末期に世の中の民主党批判の声が高まるとさっさと離党。その後無所属からコロコロと政党を変え、小沢一郎さんのところに行ったり、維新の党が脚光を浴びると狙っていたかの如くそこに参加したりして、紆余曲折を経て今はまた民進党で議員をされているようである。政治家になる前の経歴も外資の金融機関を渡り歩いており、その時々で「最適な(もちろん金銭的な意味である)」選択をしてきたようである(あくまでも外から見ていたらそう見えるという話)

いくら「選挙に落ちればただの人」と言っても、やはり政治家には信念を持ってやってほしいと思う。それは選挙云々の前に持っていてほしいもので、場合によっては「それが支持されなければ政治家になどならなくてもいい」という類のものである。「当選すれば何でもいい」という人は、間違っても支持したくはない。先ほどの議員さんも、この先必要とあれば都民ファーストの会にも参加するのではないかと思っているし、共産党に鞍替えしても不思議ではないと思っている。

さて、浮遊層をとりあえずは大量に集めた都民ファーストの会。次の選挙までにしっかりと岩盤を作れるのか、楽しみに見守りたいと思う。そして万が一、また新たな風が吹いて浮遊層が他へ行きそうな時には、間違いなく出てくるであろう「風見鶏」を軽蔑の眼差しで見つめたいとも思う。失敗を期待しているわけではないが、アマノジャッキーな私としてはそういう見方も残しておきたいのである。

これから東京の暮らしはどうなるのであろうか。住民税が少しでも安くなり、暮らしやすくなってほしいと思うのは、都民共通であろう。今回は私も「浮遊層」の一員として支持させてもらったし、小池さんには是非頑張っていただきたいと思うのである・・・






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