2014年1月5日日曜日

2014年新春雑感

2014年が始った。
個人的に正月の過ごし方は大きく変えたくないと思っている。
元旦に家族そろって初詣に行き、互いの実家へ新年の挨拶に行く。
今年も当然そのつもりだった。しかし、いろいろと事情もあって、2日から家族と別行動。
私は、妻と子供たちを大阪の妻の実家へと送りだした後、一人自分の実家へと向かった。
ちょうど2011年のお正月と同じパターンである。

3日には、両親と近所を散歩した。
これも2011年のお正月と同じパターンであるが、ただし、今回は前回とは逆方向へと足を向けた。前回は、生まれてから4歳まで済んでいた林試の森公園の周辺。
今回は4歳以降、現在の実家へ引っ越すまで約12年間住んだ武蔵小山と西小山界隈である。

最初に行ったのが、小山小学校。
すでに校舎は建て替えられ、私が通っていた頃の面影は、プールと狭くなった校庭くらい。
ここだと運動会をやるには狭過ぎると感じる。
同じ事は、次に行った荏原六中学校にも言える。

もともと校庭は狭かったが、校舎を建て替えてさらに狭くなった感がある。
我が子供たちが通う小学校・中学校の校庭の半分以下だと思う。
昔住んでいた家はそのまま。
家の前には井戸があって、既に使えなくなっていたが、それもそのまま。
今は他人が住んでいるから不可能だが、できれば中に入ってみたかった。

幼稚園はさらに先。
昔の事とは言え、当時は一人でてくてく歩いて通っていたわけである。
仕方ないとは言え、子供たちにも幼稚園には一人で通わせたかったと今でも思う。
さすがにこのあたりは友達の家も多い。
本人が住んでいるかどうかはともかく、表札は変わっていない。
酒屋さんをやっていた家が「カクヤス」に変わっていたのには、時代の流れを感じた。

昔、会社をやっていた跡地に、小学校の同級生の立派な家が建っていた。
こちらは二世帯住宅で、本人の名前の表札も堂々と出ていた。
そうして何人かの同級生の家の前を通った。
あの頃毎日のように一緒に遊んでいたのに、もうかれこれ40~45年くらい会っていない事になる。だいぶお互いの境遇も変わっているのだろう。
そのうち会って、お互いの境遇をおっかなびっくり確認してみたい気もする。

実家がずっと変わらなければ、こういう散歩にもならなかっただろう。
思いがけずに思い出散歩のようになってしまった。
今の実家も道路計画で2年後には立ち退きを迫られている。
数年後には今の実家の周辺の景色も変わっているだろう。そう思うと、残念な気がする。
そのうち、自分達がこの地に住んでいた痕跡などまったくなくなるのだろう。
ちょうど、今の実家や自分の自宅の周辺が100年前にどうだったかなんてわからないように。

実家から自宅への帰り道。
親父が車で送ってくれた。
車中で約1時間、親父は昔話を饒舌に語ってくれた。
若かりし頃、母と出会い、結婚に至る経緯。
「今あの頃に戻れたら、お母さんとは結婚しない」と親父は言い切る。
思わず苦笑してしまったが、みんな同じような思いを抱えているのかもしれないと思う。

過ぎ去った過去は変えられない。
未来はどうなるかわからない。
誰にもどうしようもないが、せめて日々より良く過ごすようにしたいものである。
一年後、ブログを読み返した時に進歩がなかったと思いたくはない。
今年一年、「もう一歩頑張る」事をキーワードに毎日を過ごしたいと思うのである・・・


【本日の読書】


  

 

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