2012年5月14日月曜日

我が家はビック派

ビックカメラがコジマを買収するとの発表があった。傍から見ていても家電量販店は激戦だ。都心部に強いビックカメラと郊外型のコジマとは補完関係も働いて、シナジー効果が期待できるという。両者あわせて業界第2位になるのだとか。業界2位と言っても首位のヤマダ電機の売上高は2兆円を越えており、まだなお2倍の開きがある。

そう言えば我が家の購買パターンも、大型家電は都心(池袋)に出てヤマダ電機とビックカメラで比較し、その他は地元でヤマダ電機かコジマに行くというパターンだ。ビックカメラとコジマの業務提携は、ポイントカードが統合されるのであれば誠にありがたい話だ。

昔は電気製品と言えば秋葉原だった。親父の買い物について行ったのも、中学生の時に初めて店頭でパソコンを見た時も、最初と2台目のパソコンを買ったのも秋葉原だった。今秋葉原は、業界2位のエディオン傘下の石丸電気くらいで、あとはどうなっているのか知る由もない状態だし、それどころかメイド喫茶とかオタクの街というイメージだ。

そうならしめたのはヤマダ電機だと言えるのだろうが、業界ダントツ首位のヤマダ電機であるが、我が家でのステータスは今一だ。薄型テレビを買った時も、先日エアコンを買った時も、さらに先週は洗濯機も買ったのだが、いずれも価格を比較した上でビックカメラで購入した。池袋においてはビックカメラの方が安い、というのが我が家の常識だ。

ヤマダ電機に行って価格を尋ねると、(もちろん値札は下がっているが、要はいくら下げてくれるのという意味である)店員さんは手持ちのハンディ端末で製品のバーコードを読み取り、その場で価格提示してくれる。「ビックさんは○○円だった」というと、「少々お待ち下さい」と言ってどこかへ行き、(たぶん上司と相談するのだろう)「○○円です」と回答してくれる。それがファイナルアンサーで、それ以上は粘っても無駄だ。

ビックカメラは、同様に聞くとその場で電卓を取り出す。ヤマダ電機よりも安い価格提示をしてくる事が多い。両者の違いは、ヤマダ電機はポイントはつけず、ずばり価格を下げてくる。しかし、ビックカメラはポイントで還元する。価格だけならヤマダ電機の方が安く、次にポイントを使って何か買うのであればヤマダ電機にするのだろう。

もう一つ1年のメーカー保証とは別に製品の5年保証というのがある。ヤマダ電機は無料だが、ビックカメラは有料だ。ただこれは交渉すればタダになる。我が家には関西系の強力ネゴシエーターがいるから、5年保証の料金など取られた事がない。だからポイント還元に甘んじるなら、実質的にビックカメラの方が安いというわけだ。両社とも現金価格が基本なのだが、ビックカメラはビックカードを使えば現金扱いにしてくれるという点もありがたい。

幸い買い物する機会などいくらでもある。プリンターのインクなどは常に必要だし、電球だってそうだし、さらにこの頃はおもちゃだって、家電量販店に買いに行く時代だ。かくして必然的に我が家はビックカメラ派となっているわけである。今後コジマでビックカメラのポイントが使えるようになると、ますますヤマダ電機から足が遠のく事になりそうだ。

地元では今のところヤマダ電機に行くパターンが多い。近所の電気屋さんを応援したい気持ちはあるのだが、やはりいまのところサービスよりも価格第一であるし、残念ながら当分このパターンは変わらないだろう。当事者は激しい競争で大変なのだと思うが、消費者からすると随分助かっている。

我が家も結婚以来の家電が買換え期に来ている。次は冷蔵庫だ。妻が今虎視眈々と機種を選別中だ。いずれビックカメラさんに行く事になるだろう。これからグループで業界2位になると言うし、我が家は応援団なのでこれからも是非頑張っていただきたいと思うのである・・・


【本日の読書】
偶然の科学 - ダンカン ワッツ, 青木 創  采配 - 落合 博満





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