2010年4月24日土曜日

集合!

 高校時代のラグビー部の同期で久々に集まった。
13人いた同期が10人集まったわけで、地方在住1名を考慮するとなかなかの出席率だ。もっとも前回集まったのは、10年くらい前のような気がする。そう考えると仲が良いのか悪いのかよくわからない。何人かは学年の同期会などの機会に会っているが、ほとんど20年振りくらいのものもいた。

 卒業以来27年。入学して初めてラグビーのボールを持ってからなんと30年の月日が経っている。髪型や体系の変化は人それぞれだが、笑ってしまうものがある。たぶん16歳の春に30年後の自分の姿を見せられたら、こいつらは絶対ショック死するなというのが何人かいた。私はと言えば幸い「変わっていない」という評価を受けた。

 卒業以来の歩みは本当にバラバラだ。今だ独身もいれば、2年前に高校時代のクラスメートと結婚したという奴もいた。海外に行っていたやつもいれば、癌に罹って手術したという奴もいた。サラリーマンもいれば会社を経営しているやつもいる。子供が我々の通った母校に入っている奴もいる。酒を飲み、語り合ううちに空白の時間が埋まっていく。

 姿形は変わっても、変わらないのが人の心。酔いが回るうちに時間は逆行していき、いつの間にやら高校時代に戻った錯覚を受ける。たわいない与太話やえげつない会話は、高校時代の会話そのまま。周りから見たらやかましい中年オヤジの恥ずかしい集団だったに違いない。

 辛かった夏合宿に参加しなかったやつはいまだにそれを非難される。たぶん終身刑だ。一生言われ続けるだろう。最後の試合(当時は最後になるなんて思っていなかった)についての思い出もバラバラだ。「ああそう言えばそうだった」と思うエピソードがいくつもあった。あの試合、今でも勝てたチャンスはあったし、みんなの話を聞いていてやっぱり勝ちたかったなとあらためて思う。1回戦負けだったものな・・・

 みんな満足して散会となった。「毎年やろうぜ」という声が自然と出てきた。時間は元に戻せないし、みんなでもう一度試合をする事ももうないだろう。残ったのは思い出と絆だけだが、それはそれで大事にしたい。練習でみんなに「集合!」と声をかけるのは私の役目だったが、今度は久々にその役目を果たそうかなと、そんな風に思いながら帰ってきたのである・・・


【昨日の読書】
「太平洋戦争は無謀な戦争だったのか」ジェームズ・B・ウッド
「自由への長い道(下)」ネルソン・マンデラ




      

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