2009年4月30日木曜日

時計2

 昨日ご紹介した腕時計の他にももう一つ思い入れのある時計がある。これも10何年か前に知人にもらったスウォッチである。スイスのお土産として、それこそスイスらしいお土産としていただいたものである。

 説明書もついていたのだが、英語でなかったのでいまだに使い方がよくわからない。上部のボタンを押すと軽快なメロディーとともに針がくるくると回る。まるで時間だけ表示していたら飽きるでしょうから、何かやってみせましょうってな感じで芸を披露してくれるみたいなのだ。とっても気に入って、もらって以来職場で使っている。

職場ではたびたび見た人が手に取る。特に女性の場合はかなりの割合で興味を持つ。そのたびにちょっと誇らしい気になるのだ。
   
 ところが先日この時計が止まってしまった。電池切れだと思った。考えてみるともらって10数年、電池交換などした事がない。そんなにもつものだろうかと思っているが、誰かが換えてくれたわけでもないので事実はそうなのである。

 さっそく池袋のスウォッチ店に持って行った。応対してくれた若い女性の店員さん、時計を受け取ってドライバーで蓋を開けようとしたが開かない。「力を入れるとひびが入るかもしれませんが、どうしますか?」と聞いてくる。どうやら万が一の時の責任回避にきたようだ。やり方を聞いたら簡単そうであったので自分でやる事にした。

 相手がゼペット爺さんのような時計職人なら任せたのだが、若いおねえちゃんでは心もとない。たとえ壊れても自らの手でなら諦めもつく。電池だけ購入して帰ってきた。

 やってみると蓋は簡単に開き、交換も問題なくできた。
ところが・・・動かない。
上部のボタンを押してもメロディーも鳴らなければ、針もピクリとも動かない。これは内部の故障だと判断して再び店に持って行った。
   
 若いおねえちゃんが今度は簡単に蓋を開ける。「電圧を測ってみましょう」などと言っている(昨日ここで買った電池だぞ!)その間、国内にはスウォッチの修理工場はないこと、海外だとコストが高くつくことなどの説明をしてくれる。やれやれ、いくらくらいまでならコストをかけようかと算段する。何せこのままお終いにするにはちょっと未練が残る。できる事なら修理したい。

 と、蓋を閉じたおねえちゃんが「直りましたね」と言う。驚いて受け取ると、確かに動いている。上部のボタンを押すと例の軽快なメロディーとともに芸を披露してくれる。死んだように沈黙していたスウォッチは見事に息を吹き返した。

 頼りなさそうなおねえちゃんだと馬鹿にしていたが、この店員凄いと思った。
そうしたらおねえちゃん曰く、「電池が逆さまに入っていました!」
「・・・」
  
 何にせよ無事に職場復帰した我がスウォッチ。ちなみに文字盤を斜めに見ると製造年がわかると教えてもらった。1995年製だとの事。セイコーの腕時計の半分か。それでも時計の本場もメイド・イン・ジャパンに負けていない。
 
 この時計ももらった時の思い出とともに定年まで職場で使いたいと思っている・・・




     

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