2017年4月27日木曜日

スーパーフライデー(その2)

ソフトバンクが各企業と提携しているスーパーフライデーのサービスであるが、どこも企業である以上、ボランティアでサービスを提供することはない。タダで提供するにはそれなりのリターンがあるということである。もともと銀行員であった性であろうか、どうもそのあたりの「裏」に興味を持ってしまうのである。

 タダで提供すると言っても、実際に提供する企業側には費用が発生する。商品そのものの原価であり、販売する人の人件費といったものである。たとえばサーティーワンであれば、我が家のご近所の駅前店舗では、木曜日は店員さん1人であったが、金曜日は誘導担当含めて3人で対応していた。これを全店舗(1,179店-201612月末-)でやるとなると、結構な負担である。

 その費用負担は提供企業とソフトバンクとで折半しているのだろう。提供企業のメリットとしては、「顧客獲得」と「ついで買い」による売上増であろうか。真夏にやらないのは大量に来られても困るということがあるのだろう。寒い季節であれば「タダでも食べたくない」と言う人はいるだろうから、ある程度抑えられるという思惑もあるに違いない。「ついで買い」については、(まだスマホを持てない)子供のいる家庭でお母さんが子供の分を買うというパターンがあるかもしれない。しかしながら、メリットとしては普段来ない人に来てもらうというところに主眼があると思う。

 一方、ソフトバンクの狙いとしてはやはりユーザー獲得だろう。実際、スーパーフライデーのサービスの「お得感」は結構あると思う。それだけでわざわざ乗り換える人はいないかもしれないが、これからスマホを買おうと思っている人とか、ちょうど乗り換えを検討している人だったら興味を惹かれるかもしれない。こちらはユーザー獲得のための広告料と考えれば、テレビの「犬のお父さん」のCMなどと同じ位置づけで許容できるのだろう。

 個人的にありがたかったのは、やはり吉野家の牛丼だ。サラリーマンにとって、お昼一食浮くのは大きい。毎週と言っても吉野家なら許せるので問題はない。これが同じ牛丼でも松屋ならタダでもいらないから、吉野家に目を付けたのは慧眼と言えるかもしれない。ミスドについても、多少カロリーは気になったが、ドーナッツは種類もあるから毎週楽しめたところである。

 逆にサーティーワンは、前述の見栄もあって利用はし難かった。ファミチキはまぁ「あってもいい」と言う程度だ。このサービスも今月までであるが、今後も続くのだろうか。それは先の広告効果次第なのかもしれないが、続けて欲しいと思うところである。サーティーワンが二度やったのだから、もう一度となれば吉野家とミスドをお願いしたいところである。それ以外ではどこだろうか。全国展開していてとなると限られてくるが、コージーコーナーなんかありがたいと思う。

 ソフトバンクユーザーとなって15年以上。いまやガラケーとiPhoneと二台も使用し、家族も全員ソフトバンクユーザーである。孫さんのファンでもあるし、これからも他へ乗り換えるつもりなどさらさらない。そんなユーザーからすると、できることならこのサービスは続けてほしいと思う。
「次はどこだろうか」
それを楽しみにしたいと思うのである・・・
 




【本日の読書】
 
    

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