2016年4月6日水曜日

高校に入ったら


誰しもリムジンに乗せてくれるような人を求めているけど、
  本当に必要な人って、リムジンが壊れた時に
    バス停まで一緒に連れて行ってくれる人なのよ

オプラ・ウィンフリー
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満開の桜にもちらほらと緑の葉が交じるようになってきた。毎年のことだが、本当に桜の季節は短い。しかしながらこれから新緑の季節を迎え、それはそれで心地よい季節だけに楽しみにしたいと思う。そんな季節の中、我が家の娘は明日都立高校の入学式に臨む。

わが身を振り返ってみると、高校時代は誠に楽しかったと思う。大人への扉を開けたとはっきり言える時であった。勉強もしっかりやったし(それは大学受験に結集した)、スポーツではラグビーと出会い、そして初めて女の子とも付き合った。娘にもそうした楽しい高校生活を送ってもらいたいと思うし、できれば自分の経験に基づいてアドバイスをしたいとも思う。

娘は、高校入学を控え、「イケメンいるかなぁ」などと本気とも冗談ともとれないことを言っている。まぁ誰でも「異性と付き合う」というのは、この時期憧れるものであろう。だが、娘を見ていると、黙っていても男の子が寄ってきてうるさくてかなわないというタイプではない。お気に入りのイケメンをモノにしたいと思ったら、「努力」が必要だろう。
そこで父親なりに男の立場から、「どうしたら相手を落とすことができるか」を考えてみた。

まず外見で惹きつけられないという前提で考えるなら、その行動で惹きつけるしかない。
(ちなみに親の目からではなく、男として見ると娘の外見は「普通」だと思う)
と言っても、積極的にアタックするべしというものではない。男の場合は「アタック」でいいと思うが、女の場合は「アタックさせるように仕向ける」ことが肝要だと思う。というのも、男はやっぱり手っ取り早く「やれればいい」と考えるところがあるから、下手に胸襟を開いて近寄れば、「いいとこ取り」されるのがオチだからである。

さて、そんなわけで相手を振り向かせる具体的手法としては、まず挨拶だろう。毎朝笑顔で「おはよう」とやるわけだ。ここで気を付けないといけないのは、対象以外にも公平に普通にやることだ。一人だけだと露骨で相手にこちらの意図がわかってしまう。あくまでも公平にだ。みんなにやっていても、挨拶されれば本人はそれを意識する。毎朝挨拶してくれる気軽さから、まず好印象が蓄積されていくだろう。

男も遊び慣れていれば別だが、娘の行く高校ぐらいならまぁそんなに遊び慣れた者はいないだろう。純情で免疫がないほど、この「挨拶攻撃」は効果があると思う。あとは小さな親切だろう。これも一人だけではなく、周辺を含めてやることだろう。「わざわざ露骨に」ではなく、「さりげなく普通に」がポイントだ。そして話をする機会があれば、「常に笑顔で明るく」だ。例えば帰り道が一緒なら、さり気なく同じ電車に乗って話しながら帰るというのもいいだろう。話題も当然、とりとめもないことだ。

このあたりまでくると、相手もかなり意識してくれるだろう。あとちょっとである。
そこで最後のツメであるが、ここから先はこれと言って良い方法は、実は思い浮かばない。なぁんだとコケたかもしれないが、ここは相手にもよるだろうし、タイミングもあるだろう。何とも心もとないアドバイスかもしれないが、「挨拶大作戦」だけでほぼ九割がたはいけると思う。
古ぼけた恋愛知識なんかあてにならないと言われてしまうかもしれないが、これは男女間にとどまらず広く人間関係に応用可能な普遍の原理であると思う。

娘の楽しい高校生活の一助となればと思うが、まずはアドバイスする機会があるかどうか。
そちらの方が心配な父親なのである・・・


桐島、部活やめるってよ
【本日の読書】 
 
    

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