2016年3月23日水曜日

気になる営業マン

 中小企業と言うより、零細企業と言った方が早いようなわが社にも、いろいろな営業マンがやってくる。金融機関の担当者から、飛び込みの営業マンから、電話セールスの結果アポを取った営業マンなど様々である。
 そしてついついコメントしたくなるような人が最近目につく。
 
 某取引先信用金庫の営業マンは、私と同年齢。
50代でまだ一介の営業マンということは、残念ながら出世街道というわけではないのだろう。
それは普段接している言動からもわかる。
いつの間にか頼まれるままに口座を作り、カードローン(口座だけ)を作り、先日はインターネットバンキングの申し込みまでした。

 ところが突然、引き落としのメールが届いた。
引き落としされるような取引を頼んだ覚えもなく、コールセンターに照会したところ、インターネットバンキングの手数料だという。
そんな話は事前に聞いていない。
タダだと思うから気軽に言われるまま判を押したのである。
 
 その旨、電話に出た担当者に伝えたところ、同様のクレームが多いと思え、すぐに解約の手続きをとらさせていただくとのこと。
件の担当者に解約書類を持って行かせるとキチンとした対応であった。
ところが、その担当者は未だにこない。
たかだか100円の取引だが、その担当者は、たった100円で信用を失ってしまった。
そしてそのことに本人は気づいていない。

 飛び込みセールスできた営業マン。
せっかく来たのだからと、お茶を出して話を聞いてあげた。
とりあえず取引口座だけでもというので、前向きに検討すると回答した。
すぐに取引するわけでもなし。
口座を作っておけば、後で利用できるかもしれないと気軽に考えたのである。

 ところが、翌日アポもなくやってきて、書類はできたかと言う。
様子からして、昨日の私の対応がよほど嬉しかったようである。
1日歩き回って、門前払の連続だったらしい。
されどそう毎日来られても困る。
話もとりとめもない雑談ばかりで、私もそんなに暇ではない。
しかもワイシャツはヨレヨレだし髪もバサバサで、「人は見かけが9割」というが、見かけも相手への配慮も残念ながら営業マンとしては周回遅れだろう。

 電話セールスの後来たのは若い女性。
されどすっぴんで、なんとなく貧弱に見えて仕方なかった。
男なら何ともないのだが、女性はやっぱり化粧しないといけないので、気の毒な気もする。
帰りに寄った家電量販店では、手続きにミスがあり、訂正依頼の手紙が手続きをした本人から届いた。文面を読んだら、「二度とこのようなことの起きぬよう従業員に徹底させて・・・」とあった。
「お前、従業員じゃないんかぃ!」と一人ツッコミを入れてしまった。

 人のアラだけ目につくようで、何だか嫌なおっさんになった気がする。
自分の部下だったら指導するところだが、他所の社員だからそうもいかない。
せいぜいが、「人の振り見て」というところだろう。
ただ、嫌味であっても、そういうところには気づく自分でいたいとも思う。
少なくとも、「我が振り」は治せると思うからだ。

 大企業から転職して1年超。
定年がなくなったから最低でも70までは働ける。
まだまだ20年近くあるし、嫌味かもしれないけれど、「我が振り」のためにも気にしていたいと思うのである・・・



【本日の読書】
 
 

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