2009年9月8日火曜日

クラブ活動

同僚のご子息は来年高校進学を控えた受験生。この夏は一生懸命勉強するのかと思いきや、遊んでいるようなところばかりが目に付いたと同僚氏はぼやいていた。受かる前に早くも何のクラブをやるかなんて話をしているらしい。気楽な第三者的な立場からすれば、余裕の証拠にも思えるし、不安な時期に前向きでいいじゃないかと思う。受験は大変だが、高校生活は楽しいだろうからこれからの人は羨ましくもある。

さて入学後のクラブ活動といえば私も思い出す。
運動部に入ろうとは思っていたが、あれかこれかで悩んだものである。
筆頭は以前も書いた通り野球。
続いて中学で部活動に参加していたバスケット。
単純に足が速かったから陸上。
比較的得意だったから水泳。

どれもいいのだが、どれもネックがあった。
野球は坊主頭。
バスケットは身長。
陸上は何より単調だし、水泳は夏は良いけど冬はね、といった具合だ。

バスケットについてはけっこう悩んだ。ジャンプ力には当時から自信があった。たぶん学年でもベスト5には入っていたと思う(根拠はまったくない)。ただバスケットは高さが命だ。同じジャンプ力でも身長差があれば負けてしまう。174cmはバスケットにはちょっと小さい。

競争するなら同じラインから始めたいと思った。中学ではバスケットは2年から始めたので、レギュラーにはなれなかった。素人にとって1年の差は大きいのだ。身長差はタイミングと更なるジャンプ力でカバーすればいいじゃないかという考え方もある。だが、初めから身長差というハンディを負ってその差に追いつく努力よりも、同じスタートラインから始めて引き離す努力の方がいい。

結局、野球もバスケットも陸上や水泳も、どれもが決定打に欠け、どれにも決めかねていた。そしてそんな時、新入生を対象としたクラブ紹介があったのである。見ると顔見知りの先輩が壇上に上って話し始めた。
「みなさん、ラグビーは紳士のスポーツって知っていますか?」
あんまりみんながやりそうもないし、面白いかもしれない。新しい世界の扉の前に立った瞬間であった。

さて同僚氏の子息をはじめとして、来年新しく学校へ入る人達はどんな選択をするのだろうか。いいなぁ、と思うようになってしまった私である・・・


【本日の読書】
「世界は感情で動く」マッテオ・モッテルリーニ
「聖女の救済」東野圭吾(終)

    

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