2009年2月17日火曜日

バレンタインその後

  
バレンタインデーに娘は予定通り№3にチョコを渡し、一方で友達の女の子から友チョコをもらっていた。3歳の長男も近所の同じ年の女の子からチョコをもらっていた。
今は良い時代と言えるのだろう、きっと私も今の時代ならあの頃のような寂しい思いをしなくて済んだはず、と確信している。かつては業者の陰謀と批判していたものである。

さてそのバレンタインが終わるとホワイトデーだ。
これも業者の陰謀で頭に来るが、「お返し」と言われると弱いところで否定もできない。
バレンタインもホワイトデーもすっかり定着した感がある。
頭の痛いところだが、仕掛けた業者もうまくやったものである。

さらに2匹目ならぬ3匹目のどじょうを狙ってオレンジデーなるものもあるらしい。
【バレンタインデーで愛を告白し、1カ月後のホワイトデーでその返礼をした後、4月14日のオレンジデーでオレンジ(オレンジ色のプレゼントも可)を持って相手を訪問し、二人の愛を確かなものとします】というものだそうである。

まだある。
【バレンタインデーから88日目の5月13日はメイストームデー(5月の嵐の日)であり、「八十八夜の別れ霜」ということで別れ話を切り出すのに最適とされます。
これを乗り切れば6月12日は恋人の日。
恋人同士が写真立てに写真を入れ交換し合います。
さらに7月7日の七夕はサマーバレンタインデーで、2月14日に告白を逃した人にセカンドチャンスが訪れます。
 いずれの日においても愛を逃し続けた男性には9月14日のメンズバレンタインデーが設けられています。男性から女性に下着を送って愛を告白する日とされています。
 愛を何度も確かめ合わないと不安という方には、11月11日の恋人達の日に靴下(新品に限る)を贈り合い、12月12日のダズンローズデーには12本の薔薇を贈ります。いよいよクリマスが近づいてまいりますが、遠距離恋愛の方は念のため12月21日の遠距離恋愛の日に、会ってお互いの愛を確かめます・・・】
という事らしい。

あほらしい・・・
いきなり女性に下着を送って愛の告白なんぞした日には、よほどのイイ男でない限り悲惨な結末は火を見るより明らかだ。どうせ考えるならもうちょっとましなものを考えてあげないと不幸な男性が出てくる。もっともそんなのに乗せられて失敗したら自業自得ともいえるが・・・

もともと女性はプレゼント好きという習性(?)がある。
それがバレンタインの場合はロマンチックな習慣と見事マッチしてしまったわけである。
これだけ長いこと定着してしまうと、もはやこれはこれで仕方ない。
しかし、あげる楽しさともらう喜びばかりが脚光を浴び、もらえない寂しさは語られない。

またもらえばもらったで、今度はホワイトデーの悪夢だ。
これは「もらったらお返しを」という事で始った日本独自の習慣だ。
大きなお世話でしかない。
言われなくてもやる事をわざわざ押し付けられたくないと思うのはひがみ根性だろうか。
毎度毎度の狂想曲。
いっその事すべてなくなってしまえと心密かに願うひねくれ根性の私なのである・・・
   
      

0 件のコメント:

コメントを投稿