2023年7月2日日曜日

論語雑感 述而篇第七(その13)

 論語を読んで感じたこと。解釈ではなくあくまでも雑感。

【原文】

子在齊聞韶。三月、不知肉味、曰、「不圖爲樂之至於斯也。」

【読み下し】

せいりてせうく。つのつきにくあぢはひいはく、はかがくいたりすことここあるかな

【訳】

先師は斉にご滞在中、韶をきかれた。そして三月の間それを楽んで、肉の味もおわかりにならないほどであった。その頃、先師はこういわれた。

「これほどのすばらしい音楽があろうとは、思いもかけないことだった。」

『論語』全文・現代語訳

************************************************************************************

 

 人類の歴史で音楽がどのくらいあるのだろうかと考えてみると、想像するにそれは言語と同じくらい古いように思う。人類発祥の地アフリカの音楽は打楽器が中心というイメージがあるが、最初は叩いたりするものが中心だったのではないかと思う。それが人類の発展とともに進化してきたのであろう。そんな音楽であるが、私は特にこれと言って好きなものはない。人並みに聞くことはあっても、それほど熱心というわけではない。特に好きなアーティストがいるわけでもない。強いて言えば今は亡き忌野清志郎とRCサクセションくらいだろうか。


 小学生の頃、キャディーズでアイドルデビューしたが、その引退とともに熱も冷める。中学生になって従兄弟の影響でビートルズを聴くようになり、これはその後ずっと折に触れて聴いている。しかし、それ以外はその時々に耳にした音楽を気ままに聴いているくらいで、特にファンで熱心にフォローしているアーティストはいない。ジャンルも和洋のポップスやロック、クラッシックから映画音楽まで幅広い。「幅広い」と言えば聞こえはいいが、要は核になるものがないとも言える。


 クラッシックもこれが好きというものはない。あえて言えばバッハの宗教系の音楽が好きだと言えるだろうが、あとはつまみ食い的な好みに終始する。映画音楽では、かつてはジョン・ウィリアムス(『スター・ウォーズ』、『未知との遭遇』、『スーパーマン』、『E.T.』、『インディ・ジョーンズ』など)、最近はハンス・ジマー(『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『ダークナイト』)といった作曲家のものが気になるだろうか。映画音楽の趣味の起源は親父にあり、親父が買った映画音楽のレコードを聴いていたのが始まりである。


 洋楽でも特にファンというものはないが、人生で初めてコンサートに行ったアバ(これ以降コンサートには行っていない)やビリー・ジョエルは今でもよく聴く。ブライアン・アダムスは恋煩いをしていた時期によく聴いていたから、今でも聞けば当時の切ない気持ちが蘇る。バーブラ・ストライザンドも懐かしいし、クィーンやシンディ・ローパーもよく聴いたし、マライア・キャリーの歌声には度肝を抜かれた。最近ではレディー・ガガやシーア、アヴリル・ラヴィーンなんかが好きである。


 邦楽では今では「懐メロ」的なものが好きで、YouTube Musicで耳にすると片っ端からお気に入りに登録している。当時はそれほどでもなかったのに、時間が経つとまた違う感覚になるのだろうか、松田聖子や薬師丸ひろ子なんてのもお気に入りに入っている。年末の紅白で一番注目しているのは石川さゆり。考えてみれば、演歌も嫌いではない。基本的に邦楽はアーティストより曲という感じだろうか。だから『喝采』なんかは本家のちあきなおみより田川寿美版の方が好きである。


 昔からレコードをそれほど買い求めるということはなかった(小遣いがあまりなかったというのもある)が、CDもそれほど持っていない。ウォークマンも持っていたが、iPodをどうしようかと思っているうちにスマホで代用できるようになってしまったので、今はパソコンとスマホが音楽機器になっている。家の周りの草むしりを命じられた時は、スマホでAmazon musicに登録した曲を聴いている。イヤフォンは今はコードレスの時代だが、自分は耳の形のせいなのかよく落ちるので、左右つながっているタイプを愛用している。


 孔子のように食べ物の味も忘れるほど音楽にのめり込むということはなかったのが我が人生。音楽の授業で相性が悪いと感じ、以来、五線譜は避けてきたからいまだに楽器一つ満足に演奏できない。それはそれで残念に思う部分もあるが、聴くというより聞き流す専門といったところであろうか。これからもそのスタンスは変わらないし、おそらくこれから夢中になるアーティストが出てくるとも思えない。程々に楽しむというスタンスでこれからも音楽とは付き合うと思う。


 これから「懐メロ」はどんどん増えていくだろう。すべて一度に聴くには多すぎるだろうが、その時々でじっくり楽しみたいと思うのである・・・


FirmbeeによるPixabayからの画像

【本日の読書】

  




0 件のコメント:

コメントを投稿