2022年2月10日木曜日

目標は必要か

 自分にとっては当たり前のことでも、人にとってはそうではないということは多々ある。8月に今の会社に転職して気づいたのは、「目標の曖昧さ」である。会社だから売上目標はあるのであるが、それが一体どういう意味なのかが曖昧なのである。目標は目標として掲げてあるものの、実績はというとその目標に遠く及ばない。その目標を実現するのに何が必要かという事は一応分析はできているが、それに対する有効な解決策は打てていない。そういう状況を目にし、改めて目標とは何であるかと考えてみた。

 目標には短期の目標と長期の目標とがある。短期の目標とは、目先どうする、つまり今期の決算を意識した目標であり、長期の目標とはゆくゆくの将来的にどうするという目標である。○年後にどうなっていたいか、である。それが10年後くらいの長いスパンであれば、経営者の夢のようなものだろうが、そこに向かっていくにあたり、とりあえず3年後はどこまで行くのか(行きたいのか)というのが中期の目標である。そしてそこに至るまで、1年ごとの短期の目標があるのである。

 長期の目標があって、その途中経過としての中期の目標がある。そしてそこに至る現実的な目標として1年ごとの短期目標があるというのが大まかな捉え方。我が社で言えば、この長期目標も中期目標もなく、あるのは単年度の目標のみ。それも売上高であり、利益は「締めてみないとわからない」という状態であった。これではいけないと、とりあえず1年の売上、利益計画を立てて実施している。落ち着いたら、中長期の目標設定に取り掛かる予定である。

 短期の目標は、さらに月次に落とし込んで考えていく。先月の実績は月次の目標に対してどうだったのか。よければ良しとし、目標を下回ったのならそれはなぜかという原因分析が大事。原因がわかれば、その対策が打てる。それが翌月の「行動目標」になる。次の1ヶ月間で、「誰が」「何を」「いつまでに」やるのか。そしてその結果を翌月の会議で共有する。いわゆるPDCAというやつである。具体的な行動計画に落とし込めば、責任の所在も明らかになる。これをまず軌道に乗せようと今は考えている。

 プロジェクトでは、当然、「工程管理」というものをやっていると思う。当然期限が決まっているだろうから、いつまでに何をやるかという管理はプロジェクトリーダーがやる。その進捗によっては、ピッチを早めるように叱咤激励したり、遅れているメンバーがいればサポートしたりしないといけないだろう。会社の目標から比べれば、全体に対する部分に当たるのがプロジェクト管理であるが、これも目標管理である。現場の事は外から眺めているしかないが、できているのか少し不安になる事象が見られたりする。

 私はよく仕事をスポーツに例えて考えるが、愛するラグビーでも同様である。どんなチームを目指すかという目標があり、そのために必要な練習をする。チームと同様、個人でも目標があり、それを意識して練習しているし、試合中は場面場面で次に起こるべきプレーをいくつかシミュレーションしながらプレーしている。そうでないと、その場に応じて咄嗟の判断で最適なプレーをするというのは、私の技術レベルでは難しい。それでもなかなか思うようにはプレーできず、それが悔しくてまた練習するし、だからこそ面白かったりする。

 本当は人生にもそういう目標があってもいいと思うが、「仕事もラグビーも含めて人生を楽しむ」という目標になると、なかなかPDCAに乗せるというのも難しい。ただ、「良き人になる」という目標は、日々振り返って反省すると少しずつできたりできなかったりの進捗管理はできたりする。今日は多忙ながらも若手のコミュニケーション改善を手伝い、周りの人のことも考えてよく振る舞えたのではないかと思う。明日は明日でまた新たなチャレンジである。

 あまり目標、目標とこだわるのは、人生においては時に疲れてしまったりもするから気をつけないといけないが、仕事やスポーツは目標あってこそであると思う。目標があるからこそ、それに向けた努力をすることで進歩もある。目標がないのは、従って成長もないように思う。そんな当たり前を意識して、今の会社では「目標」を意識した活動を啓蒙していくことを「目標」にしたいと思うのである・・・


ijmakiによるPixabayからの画像 

【本日の読書】
 




0 件のコメント:

コメントを投稿