2012年2月8日水曜日

息子にスポーツ

息子には何かスポーツをやらせたい、と常々考えている。
今はまだ幼稚園だし、本格的にやらせるには少し早いと思うが、この春からは小学生、そろそろ親の方もある程度の考えはまとめないといけない。

そんな息子に「将来の夢は?」と尋ねると、「プロ野球の選手!」と答える。
それだけ聞いていると、何ら不思議はないし、よくありがちだが微笑ましい答えだと思う。
ただ、どうにも不思議なのは、なんでそう思うようになったか、だ。

私は物心つくと、すでに親父が毎日テレビでナイターを観ている生活だった。一緒に観ているうちに、自然と野球に興味を持ち、自然にジャイアンツファンになった。だが、私はほとんどナイターどころかテレビを見ない。もちろん、家では誰もナイターなど観ていない。なのにどこから「プロ野球の選手」などという発想がでてくるのだろう。まあ叔父さんに連れられて夏の甲子園大会に行ったから、その影響の延長なのかもしれない。ともかく、今は野球が第一の関心の的だ。

親の考えとしては、我が子にはやっぱり「最も面白いスポーツ」をやらせたいと思う。私も子供の頃に町内野球をずっとやっていたし、野球好きではあるけれど、「最も面白い」かと言うと、そこはラグビーに譲らざるを得ない。やっても観ても、やはりラグビーが一番だ。となると息子にも当然やらせたいと思うが、さてどこまで介入すべきかというところが悩ましいところである。

当の本人は、私がいつもラグビーをテレビで見ているせいか、それなりにラグビーに関心をもっている。たまにテレビを見ていては、迫力あるプレーに「おおすげぇ」なんて歓声を上げる。確かに良いプレーがわかるなんてすでにセンスがあるのではないか、などと思ってしまうが、打てば響く要素は十分秘めていると思う。もっとも、「でも痛そう」と変なところもよく見ていたりする。ラグビースクールへでも入れて背中を押せば、始める気がする。

ただ、野球も捨て難い。子供の頃に、野球ぐらいは(ちょっと本格的に)やった経験くらいは積ませたいとも思う。ラグビーは、全国大会を目指すほどでなければ、最悪、私のように高校から始めたっていいだろう。野球と平行して、関心を持ち続けさせるくらいの事はできると思う。

そうこうしているうちに、妻が空手をやらせてみたいと言い出してきた。
私も唯一残念に思うのは、武道経験がない事だ。
親も私に水泳だ、町内野球だ、習字だとやらせたのに、武道だけは考えなかったようだ。
自分としては、子供の頃に柔道か合気道あたりをやっていたかったと今でも残念に思う。
だから、それも悪くはない。

これから国際化の世の中、日本古来の伝統武道を身につけるのはけっして損にならない。
できれば柔道と思うのだが、それだと今度は妻の意見と真っ向から対立する。
柔道の方が、喧嘩になった時など実践面で何かと有益だと思う私に対して、空手を押す妻の理由は、「柔道はガニ股になる」だ。ハイヒール履くわけでもないし、関係ないと思うのだが、こちらの対立はちょっと厳しい。

ラグビーか野球か。
柔道か空手か。
まあ元気に楽しくやってくれれば何でもいい。
親としては、スポーツを楽しむという習慣だけはしっかりと身につけさせたいと思うのである・・・


【本日の読書】

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books) - 楠木 建  苦役列車(新潮文庫) - 西村賢太





0 件のコメント:

コメントを投稿