2011年10月25日火曜日

我が家のテレビ事情

我が家では、食事の時間はテレビを消す事にしている。
子供が生まれた時にそう決めて、これまで実践してきている。
生まれた時からそうしているせいか、子供たちも食事時にテレビを消すのは当然と思っていて、文句を言った事はない。食事の時は、家族4人が最も接近して過ごす一時ゆえ、これはこれでずっと我が家のルールにしたいと思っている。

ところが、最近ちょっと例外が出てきた。
いつの頃からか、日曜日の夜7時からやっている「シルシルミシルさんデー」を見るようになったのである。この番組は、食品メーカーなどの工場を取材し、日常目にする商品の製造工程を紹介したりしてくれる番組である。

何せ「生きる事は食べる事だ」と信じて疑わない妻とその血を色濃く引く娘がいる我が家だ。
食べ物に関する興味は普通のレベルではない。
製造工程を見て何が面白いという気もするのだが、面白いらしい。
「今日だけ特別」と見始めたのだが、やがて私も長男も引き込まれた。
考えてみれば、これも社会勉強。
まあそう考えて、日曜日は特別にルール緩和日となった。

ところが、このところそれが土曜日にも波及してきた。
なんとフジテレビで、「潜入リアルスコープ」という番組をやっているのを見始めたのだ。
こちらも「大人の社会科見学」をコンセプトにしているらしく、やっぱり同じような事をやっている。ちなみに先週末は、前者が明治のお菓子工場、後者がセブンイレブンのおでん工場だった。

同じような番組を敢えてやる、という事は、両方とも視聴率が良いのであろう。
最近は工場見学も大人気だと言うし、そういうバックボーンがあるのだろう。
子供たちと番組を見ながらあれこれと話をするのも、良い事かなと考えている。
時々、箸が止まっていたりするから、注意しないといけないが、まあ良しとしている。

しかし、それにしても同じような内容はいかがなものかという気も一方ではする。
「リアルスコープ」の方は完全な後追いであり、真似っこだ。
学ぶことは真似る事と言うが、それにしてもプロとしての誇りはないのだろうかという気がする。社内でも大勢の人が企画段階から関与するだろう。
「二番煎じは恥だ」という人はいなかったのだろうかと思う。

関係者が目の前にいたら、そう言ってやりたいと思う。
しかし、「そんなこと言ったって見る人がいるんだから」と言われればその通り。
二日続けて同じような番組を喜んで見ている我が家としては、返す言葉がない。
まあ社会科の勉強だと考えて、当分週末の夕食時はテレビを許容しようと思う一家の主なのである・・・
 

【本日の読書】

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