2011年2月13日日曜日

ネットワーク

先日、我が大学のラグビー部OB会で運営している メーリングリストに投稿した。
推定300人くらいのOBに私の意見を載せたメールが一斉に配信されたわけである。
送信ボタンをクリックするのは個人間のメールと変わらない。
300人に送った、などという感覚はない。
しかし、そのあとそれをつくづくと実感させられた。

メールの意見に対する反響が返って来たのだ。
執行部サイドのOBからは、「よく言ってくれた」と感謝の言葉をもらった。
執行部側とすれば、自分たちが反論すれば角が立つ。
しかし、第3者の立場からの援護射撃は自分たちの正当性を擁護するものだからだ。

同じOBとは言え、まったく面識のない先輩からも同感だというメールもいただいた。
同じ銀行に勤める先輩からも、「賛意を持って拝見しました」という年賀状をいただいた。
卒業以来、音沙汰なかった後輩から20年振りの連絡が、メールという形で来た。
正月に同期と集まった時は、真っ先にその話題となった。
やっぱりみんなに届いているのだ。

先日の2回目の投稿後も、新たに後輩からメールが届いた。
シドニーに赴任しているという一つ上の先輩からは、「相変わらずの熱血漢だね」というメールをいただいた。学生時代から面倒な事は嫌いな先輩だったのに、わざわざメールをくれるなんて意外な気がした。もっとも、「相手は老後のヒマつぶしだから、相手にしてると大変だよ」というシニカルなコメントは変わっていなかった。

卒業して散り散りとなり、離れて別々の生活リズムで暮らしている何百人というOBに、自分の意見が一瞬にして広まるというのも、あらためてえらい事だと実感する。
これが現代のネットワークというものなのだろう。
最近はミクシィなどのSNSが一般的になっている。
私は最近誘われた勢いでFacebookに登録したが、使いこなせていない。
興味はあるが、それに費やす時間がもったいないというのが一番の理由だ。
しかし親しい友人がみんな参加していれば、例え住所や連絡先が分からなくなったとしても、こうしたSNSを通じて常時連絡が取れるわけで、もっと普及したら便利になるだろうと思う。

一度投稿すると度胸がつく。
また問題が再燃したら再度投稿するかもしれない。
直接メールをもらわなくても、読むだけ読んでいるOBが大勢いる。
20年会っていない人たちに存在感を示せるというのも良いものだと思う。

ただOB会のメーリングリストだからいいのだが、一般向けのFacebookにはどう向き合っていくかは未定だ。もともと人見知りする性質だし、時間的ゆとりもないし・・・
しばらくは「やめずにちょっとずつ様子見ながら」という程度になりそうである・・・

     

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