この15日、東京ディズニーランドの新アトラクション"モンスターズ・インク"に最長5時間半待ちの長蛇の列ができたとニュースでやっていた。
本当に5時間半並んだというのなら、大したものである。
私だったら「また今度にしよう」と言って諦めるところだ。
もともと並ぶのは好きなほうではない、というか好きな人はいないだろう。
耐えられるか否かといった方が正確だ。
学生時代は学食で昼時に長蛇の列が出来ていたが、(並んだとしても10分くらいだったと思うのだが)私は並んだ事がなかった。並ぶのが嫌だったからいつも割り込みをしていたものだ。どんな時でも30秒以上並んだ事はなかった。今思えばとんでもない奴だ。
でも言い訳ではないが、もしも勇気を持って注意してくる奴がいたらいつでも最後尾に並ぶ覚悟はできていたのだ。ただそんな骨のあるやつは、ついに4年間お目にかからなかったのである。
それはともかく、みんな行列にはどのくらい辛抱できるのだろう。
東日本高速道路関東支社が全国の20代から50代の男女を対象にしたアンケート調査で、「並んででも欲しい商品を購入するために何分程度なら並ぶか」をたずねたところ、20代の平均待ち時間が69分であったのに対し、50代の平均は29分と20代の半分以下だったそうだ。しかも50代の27%は「並ばない」と回答しているらしい。人気の飲食店で順番を待つ時間に関して同様の結果で、20代が29分だったのに対し、50代は18分。50代の4人に1人は「並ばない」と回答したらしい。なんとなくおじさんたちの気持ちはよくわかる。
私は今では結構並ぶクチだ。
大阪では行列が並んでいない店はうまくないと言われ、行列の長さがうまさのバロメーターになっている。並びたくない、などと言っていると美味しいものにはありつけない。さすがに社会人にもなると割り込みというわけにもいかないから大人しく並んでいるのだが、いつの間にか慣れてしまった。以前、大勝軒というラーメン店では50分待ったこともある。「並んだ甲斐」があるなら、並ぶのも悪くないと思えるようになったのだ。
と言っても本性は変わらないから、並ばなくても良い方法があれば常にその努力はする。
社会人になってお盆に夏休みを取った事がない、というのも混雑を避けるためだ。
だが、人気のラーメン店やディズニーランドなんかはそうもいかない。
腹を括って並ぶのだ。
並んだだけの対価が得られればそれで満足だ。
そんな明日、我が家はディズニーランドへ行く。
混むだろうな・・・
家族が効率良く遊ぶため、並ぶのはいつもパパの役目だ。
文庫本は忘れないようにしないといけない。
並んだ対価は、と言えば子供たちの笑顔なのである・・・
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