先週末は、今シーズンの初滑り。
毎年恒例の湯沢へ行ってきた。
朝5時に出発。
まだ暗い関越道をひたすら走る事2時間ちょっと。
目的地の岩原ゲレンデに到着。
初日は快晴。
それはそれで結構なのだが、ここしばらく雪が降っていないと言う感じで、雪の質は今一つ。
人間は自分に都合の良い事を要求するものなのである。
毎年通っていて、そこはもう慣れたゲレンデ。
子供たちもスイスイと滑る。
ふと、思い立ってボーゲンで滑る小学校2年の息子にターンを教える。
なんて名前だったか忘れたが、その昔、スキー教室で習ったやつだ。
するとそれが気に入ったのか、息子は熱心に練習する。
きっちり「ハ」の字に開いていたスキーが次第に平行になっていく。
褒めたら喜んで滑っていた。
考えてみれば、自分もスキーはそこそこ滑れると思う。
ただ、基本を習ったのは、初めの頃の数回のスキー教室で、あとは見よう見真似の我流。
それゆえ、子供たちに教えるのも憚られていた。
しかし、我流であったとしても、良いじゃないかと突然開き直る気持ちになったのである。
これからは遠慮なく教えようと思う。
2日目は湯沢高原へロープウェイで登っていく。
天気は一転して雪。
しかし体は暖かい。
最近のスキーウェアは良くできていると思う。
露出している肌の部分は痛いくらい寒いのだが、ウェアに隠れた部分は快適だった。
その雪が次第に強くなる。
息子が気に入った林間コースを滑る。
ゲレンデに流れていたポップスも林間コースには届かず、実に静か。
雪の降る音が、まさに「しんしん」と聞こえてきそうな静けさ。
自分のスキーが雪の上を滑る音が静かに響く・・・
何とも言えない雰囲気を楽しめたのはわずかの間。雪と風が強くなり、あたりはブリザードの雰囲気。2時過ぎにはついに、「これがホワイトアウトか」と思えるぐらい、視界が真っ白になり、家族みんなで顔を見合わせて「ギブアップ」。ロープウェイで早目の下山。
そしてふもとのホテル前で「雪合戦」。
どうも息子は相変わらずスキーよりも雪合戦が好きな様子。時間も早かったので、家族で付き合う事にした。
これが結構な体力の消耗となる。
最後に温泉に入り、帰路につくと、子供たちは爆睡。
次の日の仕事が脳裏を過ぎりつつ、ハンドルを握る。
昔ほどではないが、渋滞もあり、食事も上里のフードコートで急いで済ます。
昔は泊まりの方が楽だと思っていたが、どうも最近は考え方が変わってきている。
2日間滑るのは、なかなかきつく感じるのである。
日帰り強行軍でも、次の日寝ていた方が楽かもしれないと夫婦で意見が一致。
もしくは、来年は「2日目は温泉に入って滑らずに帰る」という形態になるかもしれない。
どちらにしろ、今シーズンはあと1回か2回、日帰りスキーを入れる予定。
それはそれで、楽しみたいと思うのである・・・