2017年10月8日日曜日

年のせい?

最近、怒りっぽくなったような気がする。自分で言うのもなんだが、もともと穏やかな性格で、人を怒ると言うことがどちらかといえば苦手としている方だと思っていた。それがここのところ相手を怒るケースが度々起こっているのである。その相手とは、家族でもなく、部下でもなく、仕事上で関わりあう相手である。

1つは我が社で所有するマンションの管理人である。部屋を賃貸に出すにあたり、入居者から駐車場を借りたいと言う申し出があり、こちらで管理人と事務交渉を行った。「電話で予約はできない」と言われ、ちょっと大きめのハイルーフ車だったことから空きが少なく、とにかく早くと思い、現地に申し込みに行った。ところが電話で「ある」と確認していたスペースはもうないと言う。

タッチの差で先に申し込まれたのかと思ったら、「話が進んでいる」と言う。「話が進んでいる」と言うことは、「申し込みが入った」と言うことかと尋ねると、そうではないと言う。よくよく聞けば、「申し込むつもりである」らしい。おかしいではないか。我々も申し込みをしたいと電話で告げたところ、「電話で予約はできないので現地で申し込め」と言われ、それでわざわざ申し込みに来ているわけである。なのにまだ申し込みをしていない他の人を優先させると言うのである。

思わず、その管理人さんと言い合いになってしまった。強い口調で言えば、相手も年寄りで「売り言葉に買い言葉」状態。その場はやむなく撤収したが、あとで上司である管理会社の担当者に状況を説明し、ルールの整備と徹底をお願いしておいた。肝心のスペースは、たまたま別のところが空いていてなんとか確保できたから良かったものの、あの対応は如何なものかと思うばかりである。

また先日は、会社の口座から電気料金の引き落としがあり、何処の分かわからないと経理に言われて東京電力に問い合わせをした。会社の情報を告げたところ、「登録がない」との答え。もしかしたらここの物件かと言う当てがあったので、それを告げたところ、「住所は」「契約者名は」「建物名は」と根掘り葉掘り聞いてくる。こちらもだんだんとイライラしてしまい、途中で答えるのをやめて引き落とし金額で調べてくれと問い直した。

ところがそれはできないと言う。「建物名を言わないと答えられない」と。しかし、そもそもこちらは何処の引き落としかわからなくて聞いているわけである。会社では不動産を多数保有、管理している。何処の分かわからないから聞いている。その建物かどうかわからないのである。最終的に引き落としの銀行、支店、口座番号で調べてくれたが、最後まで「次回から建物名を言わないと答えられないかもしれない」と電話口の若い女性は主張していた。

自分自身、相手に対し声を荒げるのはいい気分がしない。荒げると言っても、別に罵倒しているわけではなく、「それはおかしいでしょう!」と普通よりも大きな声で言う程度だが、なんだかスマートではないと思えてならない。よくよく考えてみても、おかしいのは相手だと思う。上記以外にもまだあるのだが、いずれにせよ、おかしいと思うことには過剰に反応してしまう感じがする。

人間、歳をとると怒りっぽくなると言う。それは頭が固くなって、それまでの思考パターンから外れると、「おかしい」と感じて怒るのではないかと思う。中にはその通りだと思うケースもあるが、自分自身怒っている方がおかしいが、それを指摘すると収拾がつかなくなるから黙っていると言うケースもある。上記の自分の行動も、ひょっとしたらそうかもしれない。それは自分では判断がつかない。

世の中、大企業でもサラリーマン化して考えずに仕事をしている人も多いから、おかしなことは起こったりする。今のところいずれのケースも自分に利があるとは思うが、もう少し穏やかに相手の非を正す方法があったかもしれないと思わなくもない。それは素直に反省しようと思う。もっとスマートに、それでいて相手に非を悟らせる言い方を工夫するべきだろうと思う。「俺は正しい!」と怒鳴り散らしても、周囲は良くはみてくれないだろう。

頑固なジジイにならぬように、それはそれで工夫したいと思う。ユーモアがあってスマートに、相手をギャフンと言わせる・・・
そんな男でありたいと思うのである・・・




【今週の読書】
  
 
   

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