小学校5年の長女が、友達に誘われたと言ってキャッチ・バレーを始めた。
「キャッチ・バレー」という聞き慣れないスポーツに、?マークをいっぱい頭に浮かべてどんなスポーツなのか聞いてみた。普通のバレーボールはボールを持たずに、手でボールを弾くのが基本だ。「キャッチ・バレー」はその名の通り、弾かずにキャッチするらしい。
基本はバレーボール。
ただし、サーブは相手コートにボールを「投げ入れ」、相手はこれをレシーブせずに「キャッチ」する。そして味方にトスし、トスを受けたアタッカーは相手コートにボールを「投げ入れる」。つまり、バレーボールとドッチボールを組み合わせたようなスポーツらしい。
月1,000円の会費を払って、学校の体育館を借りての練習。
指導してくれる大人がいて、同世代の子供たちがやっているとの事。
なんでもこのスポーツ、我が練馬区発祥のスポーツなのだという。
さらにはその歴史も昭和45年からというから、もう40年経っているのだから驚きである。
サッカーをやっていたエリス少年が、ボールを持って走ってしまった事からラグビーが生まれたように、偶然に生まれたというわけではなさそうであるが、バレーが上手にできない子供向けに始めたのが誕生のきっかけなのかもしれない。ともあれ、我が子が「やりたい」と言い出して始めたのだから、その気持ちを尊重してあげたいと思って喜んでやらせることにした。
ところが我が娘、身長はあって一見有利そうなものの、サーブが相手コートに入らないらしい。試合に出られる要件として、この「サーブが入る事」があるらしいから一大事である。
妻の指示でさっそく私がコーチする事になった。
ちなみに我が家では、子供の勉強とスポーツ指導は私の役割である。
私にしてみれば、何も考えずともヒョイと投げれば入るので、改めて教えるとなると難しい。
何しろ見た事もないスポーツだ。
それでも現代は便利な時代。
Youtubeで検索すればとりあえずは見られる。
それを参考にしつつ、娘に指導。
折しも梅雨明けの土曜日。
二回目のサーブ練習。
午前中とは言え暑い。
30分もすると嫌になってくる。
「そろそろ終わりにする?」と娘に聞くと、「もうちょっと」との返事。
我が娘ながらこういうところは頼もしい。
結局、3回くらい聞いたが、「もうちょっと」と頑張る娘。
その甲斐あってか、かなり良いボールを投げられるようになった。
そして昨日、練習の甲斐あって相手コートにサーブが入るようになったと言う。
練習から帰ってきて、嬉しそうに報告する娘に、ポロシャツ一枚汗でびちょびちょにした成果はあったと胸をなで下ろした。だがまだようやくスタートライン。
せっかく興味を持って始めた事だし、精一杯応援したいと思う。
それにしても、やっぱり体を動かすのは気持ちが良い。
またラグビーやりたいな、とそんな思いが脳裏を過ったのである・・・
【本日の読書】
「白い仮説黒い仮説」 竹内薫
「一刀斎夢録」浅田次郎
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