とはいえ、大人は大変である。早くから我が家の子供たちにサンタさんにお願いするものをリサーチし、心積もりをする。長女はDSの「ともだちコレクション」。長男は仮面ライダーWのベルト。

翌日仕事を早目に終えて、池袋へ。最初に行ったトイザらスも売り切れ。ならばと向ったヤマダ電機もビックカメラも売り切れ(最近は家電量販店でおもちゃを買う時代なのだ)。どうしようかと頭を抱えていたら、やっぱり仕事帰りと思しきサラリーマン風のサンタクロースがやってきて、キョロキョロしている。向った視線の先はといえば、ほんの少し前に藁をもすがる心境で私が何度も眺め回した棚。「売り切れみたいですよ」と優しい言葉をかけたくなった。そのあとの西武・東武のデパートもなし。
さればとてネットで検索すると、4,700円ちょっとのベルトが、7,000~8,000円の価格はザラで、中には15,000円なんてとんでもないプレミアムがついて売られている。いくら子供のためとはいえ、そこまでしたくはない。みんなが殺到すれば、そんなところへは行きたくないという反発精神がこんなところでも働いてしまう。
17日にはヤマダ電機で売り出しとのニュースをキャッチしたが、朝一で完売したらしい。豊島園のトイザらスは18日に入荷したが、私も妻も両方都合がつかず、やっぱり諦める。もっと早くに動けばよかった。やむなく第2希望のリボルキャリーに変更。

思い起こせば、子供の頃サンタさんに救急車をリクエストしていたが、消防車をもらった事があった。「なかったんだって」という父親の説明に「ふ~ん」と答えた記憶がある。あの時のサンタもきっと仕事帰りに、今はなき武蔵小山商店街のおもちゃ屋「ささや」で探したんだろうなと思う。救急車がなくて、サンタさんがその時どんな心境だったか、今ならわかる気がする。
いろいろとサンタさんにプレゼントをもらったと思うのだが、なぜだか覚えているのはその時もらった消防車の事だけだ。サンタさんの残念な気持ちが伝わったのかもしれない。ベルトをもらう気満々の長男はどんな反応を示すのだろう。もっと早くに動いていればと残念で仕方ないが、ひょっとしたらリボルキャリーもずっと記憶に残るプレゼントになるかもしれない。そうだと少しは報われる気もするが、どうだろうか。
今夜、そんな親の心は知らず、子供たちはどんな夢をみているのだろうかと思うのである・・・
【本日の読書】
「よくわかる経営分析」高田直芳
「ストロベリー・フィールズ」小池真理子
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