きのうの朝刊にビッグニュースが載っていた。なんとダブリンで開催された国際ラグビーボード(IRB)理事会において、2019年(平成31年)ラグビーワールドカップの開催地が日本に決定したとのこと。まあ日本の経済力からすれば不思議ではないのだろうが、それでも日本も世界のラグビー界で存在感を増してきた証と言えるだろう。
とはいえ問題は実力だ。日本はIRBのランキングでは世界14位に位置している。95ヵ国中だからけっこう健闘しているのだ。ラグビーは何といっても体格がモノを言う。でかい外人相手に小さい東洋人はやっぱり不利だ。それでも「柔よく剛を制す」のお国柄、何とかかんとか頑張ってはいる。しかし、上位の壁は厚い。
もうちょっと頑張れば、たぶん11位までは夢ではない。しかし、ベスト10となるとかなり難しい。これからどのくらい実力をあげられるのだろう。実はいまでも日本代表メンバーの中には外国人がかなり入っている。そうした助っ人がいないと苦しいのだが、そればかりに頼るわけにもいかない。やっぱり日本人選手を養成しないといけない。
しかしながら少子化の影響でラグビー人口は減少している。我が母校の大学も人数的にはかなり厳しい。昔は50人近い部員がいたから、チームを二つに分けてそれぞれ試合に行く事も可能だった。今は30人ちょっとだから無理な話である(頭数からいけば15人×2チームできるが、補欠やポジションの重なり等によって2チームは困難なのだ)。我々OBの寄付で立派な人工芝グラウンドができたところだが、そんな恵まれた環境なのに誠に嘆かわしい。
これからどうしたら競技人口が増えるだろうか。野球とサッカーを向こうにまわしては少々分が悪い。高校生の東京都大会の参加チームを見てみると、単独で1チーム作れなくて、何校かで合同チームを作って参加しているところが目に付く。普段はたぶん、満足に練習もできていないはずだ。それでも火を絶やさずにラグビーを続けている若者達にはエールを送りたい気分だ。
日本で開催決定といってもまだ10年も先の話だ。その頃にはどんな状況になっているのだろう。合同チームの数は益々増えているのだろうか。ワールドカップは是非生で観戦したいと思っている。その時に日本中で話題になっていたらいいと思うのだが、どうだろう。自分でプレーはできないが、その盛り上がりの一助となるような何かができたらいいなと思うのである・・・
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