2020年4月12日日曜日

コロナ騒動雑感(その2)

通勤者の7割減、首相要請 「接客飲食店の利用自粛」全国に拡大 政府対策本部
政府は11日、新型コロナウイルス感染症対策本部会合を首相官邸で開き、クラスター(感染者集団)の発生が懸念される「繁華街の接客を伴う飲食店」の利用自粛要請を全国に拡大することを決めた。安倍晋三首相はまた、緊急事態宣言の対象の7都府県の全事業者に対し、通勤者を最低7割減らすよう求めた。
毎日新聞2020411 2049
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 緊急事態宣言が出され、身の回りが一気に閑散とした感がある。通勤電車はいつも以上に座れるようになっているし、休業するところも多く職場の最寄りのショッピングモールも閉店している。図書館もいきなり休館だし、普段は賑やかな飲み屋も閑散としているか臨時休業だし、月曜からは休業も増えるのだろう。個人でもマスクしないで街中を歩いたり電車に乗ったりするのは憚られる雰囲気である。

「不要不急」と言ってもなかなか難しいかもしれない。店を開けているところも、医療食品関係であれば堂々と開店していられるだろうが、「不要不急」と考えると、理美容院や時計店などはどうなんだろうと考えてしまう。開ける方は開けたいだろうが、行く方も「行っていいのか」と脳裏をよぎる。時計店など「不要不急」ではないが、電池交換などできないと不便だし、髪を切るのだって然りである。開ける方も行く方も「おっかなびっくり」かもしれない。

 政府が「通勤者を最低7割減らせ」というのも考え方はよくわかるが、社員総勢10名の我が社ではなかなか難しい。テレワークの環境など整えようがないし、せいぜい交代で「在宅勤務」という名の休暇を取らせるくらいである。それでも工事関係者は休みを取れないし、私も立場上は出社せざるを得ない。最低限の機能を残すとしても、3割減がいいところである。

 マスクの供給不足も困っもので、ちょっと買おうにも手に入らない。世の中のみんなはどうしているのだろうと不思議に思う。会社で購入して支給することになり、ネットで買うことにしたが、なんと50枚で5,000円であったという。妻によれば「暴利を貪っている」ということであるが、モノによってはいろいろあるようである。仮にいくら性能が良くてもマスクに5,000円を出す気にはなれない。個人としては絶対に買わない。

ただし、会社の経費であれば5,000円は痛くもかゆくもない。50枚だと社員10人で1人あたり5枚分。とりあえず1週間分である。給料は増やせないが、こういう時にマスクぐらい気前よく供給してもバチは当たらないだろうと、当初はストックする予定だったが、提案してすべて社員に配布した。あと3箱も買えば当面みんなの通勤用マスクは確保できる。こういう気軽にいろいろ決められるのが中小企業のいいところである。

年老いた両親が離れて暮らしているのも案じられるところ。日々の買い物はどうしているのかと思わなくもない。遠くもないので会社帰りに尋ねることは簡単だが、訪ねていいものかどうか迷わなくもない。ウィルスは自分自身だけならいいが、無症状の保菌者になっていて、人にうつしてもいけない。なにせ今だにどこか「自分は(うつっても)大丈夫」と変な自信を持っている。感染症は自分は良くても、というところがあるので、誠に厄介な代物だと思う。

 世の中、これだけ人の動きが少なくなり、接点が減れば自然とウィルスの蔓延も減るだろう。そういう意味ではどこかで転換点がやってくるはず。不自由ではあるものの、土日は終日溜まった録画やNetflixなどで映画を堪能できるいい機会だろう。世のため人の為、大手を振って巣ごもりを楽しみたいと思うのである・・・


panos13121によるPixabayからの画像 
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