2011年2月12日土曜日

初滑り

先日予定していたスキーであるが、今年一番の寒波到来という予報で取りやめ。
本日その代わりとして初滑りに行って来た。
場所は湯沢のナスパスキーガーデン。
昨年は子供が生まれて以来はじめてのスキーだったが、新幹線で往復。
今年はスタッドレスタイヤを装着して車で往復した。

我が家からは関越自動車道にすぐアクセスできる。
片道2時間のはずであった。ところが、渋滞。
最近はスキー人気の低迷もあって、かつてのひどい渋滞はなくなっているという話であったが、そんな話はどこへやらの渋滞であった。
休憩時に行き交う人を観察したら、同じスキー目的の人が多いようだったから、どうやらスキー渋滞らしい。たっぷりと予定の3倍かかり、着いたらお昼であった。

かつて学生時代はよくバスでスキーに行った。
ちょうどスキーブームの折、新宿駅西口広場からサミーなどのツアーバスに乗り込んだものだ。
無数と思えるほどのバスが集まり、目的のバスを探すのが大変だった記憶がある。
大抵夜中に出発して、リクライニングもままならぬバスで窮屈な思いをしてスキー場に向かったものである。

社会人になると、車でスキーに行くようになったが、それでも夜中に出発していた。
その頃の関越自動車道の渋滞はひどいもので、へとへとで朝スキー場に着くと、今度はゲレンデラッシュ。30分リフト待ちして3分で滑り、また30分リフト待ち。
さすがに我慢しきれなくなった。
そんなところへ友人に穴場スポットを紹介された。
それは会津の台鞍山スキー場である。

東京からだと車で4~5時間ほどと遠い事は遠いのだが、東北自動車道は渋滞がなく、しかもゲレンデにはリフト待ちがない。地元の人たちしかいないようなところで、物足りないとしたら規模が小さい事だけであった。すっかり気に入って、子供が生まれるまでは台鞍山しか行かなかったほどである。以来10年・・・

スキーはすっかり下火となり、板も短くなった。
6時間の渋滞と言ってもあの頃に比べれば遥かにマシと言える。
もう少し早く出発すれば、かなり回避できそうな気もするし・・・
スキー人口が減って、業界は縮小。
旅行会社のサミーは潰れ、神田のスキー専門店街もだいぶ様相が変わった。
ゲレンデのリフト待ちも今日は気にならない程度。
5歳の長男を連れていても全くストレスはなかった。

少子化問題が騒がれているが、ことスキーに限って言えば、スキー人口の減少はスキーヤーにとってはウェルカムだ。減り過ぎればスキー場の経営も立ち行かなくなって逆効果かもしれない。
しかしほどほどに減ったがゆえに、家族で気軽に楽しめるレジャーとなってきているのは事実である。業界の規模は縮小し、経済の面からいけば「深刻な問題」と言えるのかもしれないが、利用者の視点からは歓迎すべき結果だ。

少子化・生産人口の減少が問題視されているが、意外とこんなところにこの問題を考えるヒントのようなものがある気がする。それはまた次の機会に考えてみたい。
さて来週は1泊でのスキー旅行。今度は温泉やバイキングなども合わせて楽しんでくる予定である・・・


【昨日の読書】
「お金の神様」中原圭介
「ほんとうの国語力が驚くほど伸びる本」福嶋隆史
 

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