今年も流行語大賞が発表された。
例年、なんとなくニュースで見ている程度で、特に関心があるというわけではない。ただ、今年のは目に止まり、なんとなく自分の感覚とズレのある言葉があって、それは自分が世間から取り残されているからなのだろうかそれとも、と思ってみたりしたのである。
大賞の一つ「爆買い」は文句ない。今年の世相を表す言葉の一つではないかと思うくらいである。だが、「トリプルスリー」はどうだろう。なんとなくニュースで耳にしていたが、大賞というほどだろうかと疑問に思う。
「アベ政治を許さない」には、産経新聞が噛み付いていた。安倍政権支持派の産経新聞としては、自分たちの主張に反する政治的主張だからなのだろう、選考委員に反安倍の人たちがいるとかなんとか色々と理由を挙げての批判である。また、ネットではその批判に対する批判も目につき、個人的には「どっちもどっち」という気がする。
安保関連法案には個人的には賛成だった。だから産経新聞の主張もわからなくもないが、この論争は間違いなく今年の象徴的な出来事だったし、賛成より反対の声の方が大きかったと思うし、それを象徴する言葉としては、「別にいいんじゃない」と思う。仮に産経新聞の主張する通り、反対派が意図的に選んだとしても、しょせん「悔し紛れの最後っ屁」であるし、いちいち目くじら立てるほどでもあるまいと思う。十分説明ができる範囲内だし、心を広く持てばと思う。
「安心してください、穿いてますよ」は、実は最近知ったばかりである。確かに面白い芸だと思うが、流行語になるほど流行っていたのだろうか。もしそうだとしたら、それを知らなかった自分に危機感を覚える。最近どころか今初めて知った「まいにち、修造!」もしかりである。
そもそもどういう選考方法なのかよくわからない。新聞で取り上げられた件数とか、ネットでの検索ランキングとか、客観的な指標があるのだろうか。それともなんとなくの感覚なのであろうか。よくはわからないが、「現代用語の基礎知識」編集部が関与しているようであり、それはPRと実益も兼ねているのかもしれないが、なかなか面白い試みだと思う。
今年もはや12月。いつもながら月日の経つのは早い。世の中の動きを流行語で振り返るというのも、考えてみたら最初にアイディアを思いついた人はなかなかのセンスだと思う。
さて、個人的にはどうだろう。年の瀬にはじっくりと一年間を振り返って、来年の計画でも立てようかなどと思ってみたりするのである・・・
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