2011年1月8日土曜日

お正月はラグビー2011

お正月はやっぱりラグビーである。
全国各地で行われた熱戦も11月でほぼ終わる。
我が母校の大学が所属する対抗戦グループも、12月第一日曜日の早明戦をもって全日程を終了する。
我が母校は今期対抗戦Bグループで8校中6位であった。
昨年の4位からは順位を落としたが、まあほとんど定位置である。

ちなみに対抗戦グループにはいくつか伝統的な不文律というものがある。
その一つが「対抗戦の最終戦は早明戦」というものである。
この日は早明以外には試合をしないのである。
日程的にやり繰りが大変ではあるが、各校ともこの日まで(遅くとも前日の土曜日まで)には全日程を終える申し合わせとなっているのである。

今年はあちこちで同じような異変があった。「伝統校の不振」である。対抗戦グループでは日体大が1引分他全敗でABの入れ替え戦に出るハメになった。関東リーグ戦では法政大学が、関西では同志社大学が、それぞれ下位グループとの入れ替え戦に出ている。私が現役時代、同志社は黄金時代で、平尾・大八木などの大選手を擁して大学選手権4連覇し、関東勢が束になっても敵わない強豪であった。まあ4年で選手がすべて入れ替わるのが学生スポーツゆえ、そうした事もあるのだろう。

今年は早稲田と帝京が決勝戦を争う。
対抗戦同士の組み合わせとなるが、準決勝を見た限りでは早稲田の勝ちは動かないだろう。
今は関東勢が強いのであるが、早稲田のメンバーを見れば、昨年の高校チャンピオンである東福岡高校の選手を始め、全国の強豪高校の選手が名を連ねている。
「早稲田を倒したい」というよりも「早稲田で闘いたい」と思うのであろうか。

伝統校には不思議な「伝統の持つ強さ」というものがある。
先の不文律ではないが、伝統としか説明のできない力がある。
何年か前の慶応大学が早慶戦で見せたのがそれだ。
全勝で優勝へ向けた早稲田と早々に優勝争いから離脱した慶応。
勝敗は見るまでもないと思っていたら、何と結果は1点差で早稲田の薄氷の勝利。
「早慶戦」に対する慶応の並々ならぬ執念を感じさせた一戦だった。
そんな伝統に対する憧れが、力のある高校生には働くのかもしれない。

今日は高校生の決勝戦。
出場する選手は早ければ今年の早慶戦・早明戦で見る事ができるだろうし、ひょっとしたら2019年のワールドカップ日本大会に出場するかもしれない。
今は見る方専門となってしまったが、それはそれで楽しみたいと思うのである・・・


【昨日の読書】
「心の野球」桑田真澄
「大空のサムライ(下)」坂井三郎

     

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