イスラム教と言えばアラブ世界(中東)の宗教というイメージがあるが、実際にはインドネシアが約1億9千万人という最大のイスラム教徒を抱え、次いでパキスタンの1億4千数百万人、中国の約1億4千万人、インドの約1億2千万人の順となっている。マホメットもきっとびっくりしているかもしれない・・・・
今日はあの9.11。もう8年もたったのだ・・・
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丸の内の街中でばったりと同期に会った。
お互いにびっくりして、そしてがっちりと握手した。
実に10数年ぶりの再会だった。
彼は同じ銀行に入った同期でもあるが、やっぱりラグビーをやっていて、同じ銀行のラグビー部でずっと一緒にプレーした仲だ。
だから同じ同期でも親密感はずっと強い。
突然で驚いたが、驚いたのはそればかりではない。
ちょっと日焼けした肌、Yシャツの上からでもわかる締まったボディ、さわやかな笑顔・・・
とても40代中盤には見えない。
特別にトレーニングはしていない、と語っていたが、私との肉体的な違いは明らかだった。
軽いジェラシーを感じた。
実は彼には昔からジェラシーを感じている。
同じラグビー部とはいっても彼は天下のW大ラグビー部で一本目(要は一軍のこと)だった選手だ。
全国から選手が集まり、7~8本目くらいまでチームがあるところでトップだった男だ。
かたやこちらはラグビー2流大学(それでも3流ではないのだ!)。
はっきりいって格が違う。
ちなみに3年の時、彼のいるW大学と一度だけ試合をしてもらった(「もらった」というところがいじらしいだろう)。
お互い1本目同士のガチンコの試合だ。
気合が入ったが、結果は0-114の記録的大敗。
生涯唯一の「有料試合」だった。
そんな彼と一緒にプレーするのは誇らしかった。
しかし、一方で一生懸命背伸びしていた。
何せポジションは違うとはいえ、彼は一流プレーヤーたちと試合をしてきたのだ。
仲間も一流だった。
そんな彼の「仲間」から比べれば、私は見劣りするはずだ。
だから、見劣りしないように必死だった。
テクニックでは劣っても、ハートでは負けないつもりだった・・・
そんなあの頃、一生懸命彼と肩を並べようとしていた。
顎を上げて胸を張っていた。
今はどうだろう。
彼と再会した時に、彼の変わらぬエネルギーに、いつの間にか背中を丸めていた自分を感じた。
目の前の日常生活の諸々に、いつの間にかうな垂れていたのではないか。
そんな風に感じた。
いつのまにか心のどこかで「もう若くないから」というセリフが飛び交っていたようだ。
まだまだ笛は鳴っていない。
膝に手をついて、下を向いてゼイゼイ言っている場合ではない。
顔を上げて、目の前の敵をなぎ倒してゴールに向わないといけない。
例え彼を抜く事はできなくても、常に横に並んでいられるようしたい、あの頃のように。
わずか5分程度の短い会話のあと、再び握手して分かれた。
力強い握手だった。
今度会った時にはもっと力強い握手をしたいな。
そんな事を思わせられる彼との刺激的な再会だった。
家に帰ってさっそく腕立て伏せを始めた・・・
【本日の読書】
「リーダー・パワー」ジョセフ・S・ナイ(終)
「重力ピエロ」伊坂幸太郎
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