2021年8月5日木曜日

コロナ妄想

 コロナの感染拡大が続いている。なんとかうまく食い止める方法はないのかと思うが、まわりを見渡すとなかなか難しいということを肌で感じる。先月までの勤務地は蒲田。コロナで飲食店街もすっかり閑古鳥という感じだが、一駅隣の川崎はそうではないらしい。というのも、川を渡った川崎は神奈川県で緊急事態宣言の対象外(今は違うが・・・)。蒲田で飲めないならと、一駅お隣に「遠征」しているようである。その人たちがすべて感染しているというわけではないだろうが、そういう「考え方」が感染拡大の底辺にあるのは間違いないだろう。

 一方、知人がある飲食店に行って経験したことであるが、その店では酒類の販売は停止中であり、メニューにもソフトドリンクしかない。しかし、店員さんに「シロップ」を追加で頼むと、その「シロップ」入りの「ソフトドリンク」で酔っ払えるのだとか。ビール党には物足りないだろうが、サワー党には十分なようである。お店としては顧客サービス兼売上維持のための苦肉の策なのであろうが、そういう「考え方」が感染拡大の底辺にあるのは間違いないだろう。

 我が家ではいち早くワクチン接種を済ませたのは妻である。地方銀行に勤務しているため、職場での接種ができたのである。パートの身分であっても接種対象になっているのは、地方銀行といえどもさすが大きい企業ならではである。しかしながら、翌日から2日間熱を出して寝込んでしまった。なんでもモデルナ製のワクチンの2回目接種後、78%の人が発熱するそうである。まぁ、熱が出るだけでそれよりも大きなリスクを回避できるのであればそれに越したことはないが、なんとなくモデルナには抵抗感を覚えてしまう。もしかしたらそれを見越しての金曜日接種なのだろうかと思ってみる。

 ワクチンの2回接種完了者は、総人口の31.5%の4,000万人を超えたのだとか。私も来週最初の接種を予定しているが、最終的には総人口のどのくらいまでいくのだろうかと興味深く思う。しかし、ワクチンを接種しても感染しないわけではないらしいから、それもなんとも言えない。まぁ、2回接種をしたからといって、マスクなしの生活に戻れるというわけではなさそうである。一体、どこまで続くのだろうかと思う。当初から5波くらいまではいくと予想されていて、「そうなんだろうか」と疑問に思っていたが、見事予想通りになってしまった。さすがだと変なところで感心。

 昨年あたりは、ダラダラと続けるより、スパッと外出禁止令を出して1ヶ月間くらい人の動きを強制的に止めたらどうだろうかと思ったものである。緊急事態宣言と言っても、営業活動に制限を受けているのは今や飲食店ぐらいである。それ以外は不自由がないからみんな普通に活動している。だから感染も収まらない。特定の業種だけを犠牲にするのではなく、みんな外出禁止とすれば公平である。理屈であれば1ヶ月間くらいで感染を根絶できるように思う。

 その時問題になるのはやはり食料だろう。配給には工夫を凝らす必要があるが、物流業界はフル回転で頑張っていただく他ない。町内会単位で配るという考え方もあるが、そこで主婦同士のおしゃべりでも始まれば意味はない。やはり一軒一軒配る他はないが、その間、アマゾンも楽天市場も通常の購買は制限が必要になるかもしれない。医師は往診対応だろう。例外を設ければすぐにそこに殺到しそうであるから、生死に関わるもの以外は例外なしとすべきだろう。

 例外は、警察、消防をはじめとした公共機関。病院も当然。配給に携わる物流関係、食料準備関係も例外だろう。マスコミもテレビ・ラジオ局と新聞関係は例外だろうが、新聞は新聞でも新聞とは言えない赤旗は例外扱いはできないだろう。マスコミと言えども雑誌関係はダメだろう。公共交通機関は難しいところだが、ストップだろう。例外扱いの関係者は自家用車か許可を得たタクシーだろう。道路も空いているだろうから、渋滞の影響もないだろう。

 1ヶ月間家にこもったらかなりストレスは溜まると思うが、感染はかなり抑えられると思う。下手にダラダラ緊急事態宣言だとかまんえん防止とかをやるよりも経済に与える影響は少ないように思う。今回は、後手後手に回ってしまったのはやむを得ないところがあるが、「次」もあるかもしれず、その時にはこういう思い切った手もいいように思う。少なくとも個人的には賛成するだろう。もともと家で時間を過ごすことにそれほど抵抗感はないので、状況を楽しみながら過ごすかもしれない。ブログも毎日更新するかもしれないし・・・

 実現性はともかく、中途半端に対峙するよりも一気にケリをつけたいと思うのは、私だけではないと思うのである・・・




【本日の読書】
  


0 件のコメント:

コメントを投稿