2016年3月16日水曜日

映画鑑賞の形

映画を観ることが好きな私は、もっぱら週末に自宅でDVDでこれを楽しんでいる。バーボンをちびりちびりとやりながらのこの至福のひと時が、何よりもたまらない。映画館で観るのももちろんいいのだが、その場合、最近の好みは深夜のレイトショーだ。その時間帯だと人もまばらで、ゆったりと映画を楽しむことができるからである。

昔は気にならなかったが、両サイド前後左右を人に囲まれて映画を観るのも少し疲れてきた感がある。よって、そんな圧迫感から解放される深夜の映画館は実に心地よいのであるが、それだとバーボン片手にというわけにはいかない。そんなだから、週末に自宅でのDVD鑑賞が今のところお気に入りなのである。

さて、そんなDVD鑑賞だが、いまはツタヤの「ツタヤディスカス」というサービスを利用している。これだと1回に2枚のDVDが送られてくる。これが金曜の夜と土曜の夜の映画タイムにちょうどいい。8枚まで定額(2,014円/月)で利用できるので、リーズナブルでもある。

一方、最近ネット配信というのも登場してきた。いずれ映画は、「自宅でオンデマンド鑑賞」が普通になると思っている私は、さっそくU-NEXThuluのサービスを利用してみたが、どちらも期待レベルには今一である。まず月間利用料はどちらも定額だが、新作はすべて個別に別料金がかかる。定額で楽しめるのは旧作のみで、しかも観たい映画がすべて観られるわけではない。U-NEXTなど、「配信本数100,000本以上!」と謳っているものの、試しに検索してみた「ターミネーター」はヒットしなかった。料金的にはツタヤとほぼ同じ。となると、U-NEXTを選ぶ理由がない。

huluは定額料金は、月1,007円と前二社の半額であるが、ラインナップはU-NEXTと変わらない。安さだけではないので、やはりツタヤに軍配が上がる。他にもいろいろとサービスがあるが、それほど熱心に探しているわけではないのですべてを把握しているわけではないが、今のところこれといったものはない。ツタヤの難点は、1回につき2枚なので、3連休など「もう1本観たい」という時に対応できない点であろうか。こちらは郵送期間がどうしてもネックになるのである。

「観たい時に観たい映画をリーズナブルに観る」という形は、いずれ実現するのだと思う。そういう時代はもうすぐそばまで来ている気がする。その昔、『ターミネーター2』を観て感動し、ずっと手元に置いておきたいと思い、15,000円くらい出してビデオを購入したことがある。それが今ではビデオはDVDに置き換わり、いずれ観たくてもビデオデッキがなくなって観られなくなるだろう。「大枚叩いたのに」と恨めしく思うが、映像配信では「保管しておく」という概念がなくなるからこういうこともなくなるのだろう

既にスマホでも映画が観られるようになっている。わざわざスマホで観たいとは思わないが、人生の最後になって病院のベッドに横たわっている時に、iPadで映画を観られるのはありがたいかもしれない。その時に映画を観られる状態かどうかはわからないが、もし観られるとしたら、人生の最後に観たい映画は何だろうか。

今から考えておくのも良いかもしれないと思うのである・・・


【本日の読書】
シャーロック・ホームズの思考術 (ハヤカワ文庫NF) - マリア コニコヴァ, 日暮 雅通 臆病な僕でも勇者になれた七つの教え - 旺季志ずか  









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