2009年6月5日金曜日

同期会1

 高校の時の同期会が明日に迫った。
3年半前に初めて卒業後同期が一堂に会した。
今回は2回目の開催となる。
大体150名ほど集まりそうである。
150という数字は分母の約390に比べて多いのか少ないのかは微妙だ。

 私も幹事の一人である。
もともとが幹事などという柄ではない。
だが、ひょんなことから幹事を引き受け、「頼まれれば断らない」「引き受けた以上はきっちりとやる」という信念に従ってやっているだけだ。
他のクラス幹事の中には万年幹事もいる。
それだけの奉仕精神には頭が下がるばかりで、どちらかと言えば熱意の薄い幹事としては引け目を感じるところである。

  ところで、今回の参加者の顔ぶれを見ると前回と同じような顔ぶれだ。
それは簡単な理屈で、こういった集まりに来る人は来るし、来ない人は来ないのだ。
もちろん、その時々で都合が悪かったり、遠方にいたりというケースもあるだろう。
だが、そういう不都合がなかったとしても、やっぱり来ない人は来ない。

 来ない理由は想像するしかない。乏しい想像力を駆使してみると、やはり高校の3年間をどう過ごしたかが大きいのではないかと思う。楽しい思い出が多ければ、それに触れたいと思うのは人情で、そういうつながりを求めて集まってくるのだと思う。来ない人にはそれがないのかもしれない。

 実際、私も大学の時のクラスの集まりには参加していない。
毎度誘われるたびに、適当に口実を設けて断っている。
大学時代はラクビーが中心で、加えるならばゼミであって、その集まりにならば参加するが、クラスメートとは当時からソリが合わず、どちらかと言えば上辺だけの付き合いであった。
だから、懐かしくて会いたいなどという感情は湧いてこない。
同じような理由で同期会に出てこないとしたならば、その気持ちは良くわかる。
ただ、3年間も過ごした結果がそれならば寂しい気もする。

 また、自分の境遇と同期のそれとを比べて引け目を感じる、という事もあるかもしれない。
高校の時はほとんどみんな横一線であるが、卒業して20年以上も経てば自ずと境遇は違ってくる。
その差を意識してしまうという事もあるかもしれない。
それも自分自身引け目として感じる事もあり、わからなくもない。

 来る者来ない者それぞれであるが、明日は司会も兼ねているし、みんなに楽しんでもらい、自らも楽しみたい。そんな思いの同期会前夜なのである・・・
    
    

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