現在妻とは別居中である。もう随分前から夫婦関係は他人行儀になっており、今後の事を考えると、1人になった方が良いと考えて私が家を出たのである。このまま結婚していても、夫婦二人だけで旅行に行くなんてまずないだろうし、それどころかランチに行くことすらないだろうと考え、それならと決意した次第である。妻の私に対する冷たい態度の原因は私にあるのだろうが、私にはその自覚がない。よって直しようもない。別居にも「関係修復のための別居」と「離婚に向けての別居」があると思うが、私の意識は後者である。なぜ、そうなってしまったのか。そもそも結婚したのは間違いだったのか。
間違いだったとすれば、どんな相手を選べば良かったのか。いろいろと妄想してみる。男であれば誰でも美人と結婚したいと思うだろう。私もそれは否定しない。しかし、結局、美人と結婚しても、周りに対して優越感に浸れるのと、夜が楽しいくらいなだけのように思う。結婚生活30年の経験からすれば、「顔」や「スタイル」は「二の次」にしたい。やはり「性格」を優先順位の筆頭に挙げたい。このあたりは両者の「バランス」を考えていた20代の頃との意識の変化かもしれない。
では、どんな「性格」なら良いのか。まず「気が強い」人は回避したい。女だてらになどと男尊女卑的なことを言うつもりはないが、やはり喧嘩になった時の対応が違うように思う。私自身はあまり感情的になりにくい性格なこともあり、普通の夫婦喧嘩なら大げさな怒鳴り合いになるようなことにはならないと思う。ただ、強気にまくしたてられれば穏やかではいられない。「やっぱりここはこちらも強く出た方がいいかな」と思ってあえて怒鳴り返すこともあったくらいである(さすがに手を上げることはなかった)。そんなことも嫌な記憶として残っている。
しかし、気の強さはどこでわかるのか。それ以外の「性格」はどこでわかるのか。これが難問である。女はえてして「猫を被っている」(男もそうだろうが)。妻も完璧に被っていた。それがわかったのは結婚した後。もう後の祭りである。では事前にわかる方法はないのか。2人でいる時にはわからない。それがわかるのは第三者に対する時。個人的にはそれは「職場」だと思う。妻には結婚した後で勤めていた頃の職場での様子を聞いたが、「わがままな営業の要求をいかに突っぱねたか」という武勇伝には、己の判断ミスをつくづくと思い知らされた。知っていたら結婚どころか付き合ってさえいなかっただろう。その意味で「職場結婚」は個人的にお勧めだと思う。
実際、一緒に働いてみると、その人のいろいろな姿が見えてくる。電話応対の姿、窓口応対の姿、内部の上司、同僚に対する姿。特に他の係の人とのやり取りはその人の人柄が表れる。嫌なことを押し付けられた時など特にである。妻のように面と向かって対峙するタイプはもっとも避けたいと思う。他の係の人とのやり取りは、結婚後の夫に対する態度と同じように思う。言わなければならないことは言わなければならない。問題はその言い方である。そこにその人の人柄が表れると思う。自分の気持ちをストレートにぶつけるのか、相手に対する配慮を込めるのか。
自分のことを棚上げしている感じはすごくあるが、私も欠点が見えれば直す努力はしたいと思う。家事に関する無関心はその際たるもの。私の時代は「男は仕事」という時代だったが、そこは改めないといけない。ただ、子育てに関してはかなりやったと思う。それは義務というより自ら進んでやりたいこととして、である。今、『夫婦はなぜ壊れるのか カウンセリングの現場で見た絶望と変化』という本を読んでいる。この本を読むと、互いに生い立ちというものも重要らしい。どういう家庭環境で育ったのかというのが重要であるというのである。そうして義父母の関係を思い返してみると、「女尊男卑」の家庭からは女帝が育つという事である。
もしも、昔に戻って人生をやりなおすとなると、理想の相手探しは職場の中から、そして育った家庭環境も意識してとなるが、よく考えてみればそんなことをしているうちに気が付けば独身で人生を終わりそうである。やはり世間でよく言われているように「結婚は勢い」なのかもしれない。失敗に終わった我が結婚だが、子供の存在だけは間違いではない。そこだけが救いかもしれない。あれこれ考えても仕方ないし、妄想している暇があれば、今後に目を向けたい。まだまだ人生は第4コーナー。より良き明日を信じて生きていきたいと思うのである・・・
【本日の読書】



















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