2009年6月16日火曜日

週末レジャー

 ここのところ週末に高校関連での所用が増えている。休みの日に「パパがいない」という事は、子供たちにとっても妻にとっても由々しき問題。といっても両者の意味合いは大きく違うのだが・・・
そんな私にとって、週末レジャーはポイント挽回のチャンスである。

 勝負は金曜日の夜から始まる。決して疲れた顔をして帰ってはいけない。「明日どこに行くんだっけ?」などと聞いてもいけない。「用意はできてるかぁ!」ぐらいの勢いはないといけない。十数年の結婚生活で身につけた生活の知恵である。

 そんな先週末の我が家は、山梨味覚狩りツァー。午前中はさくらんぼ狩り、午後はシャトレーゼの工場見学という内容。例によって鼻からさくらんぼが出てきそうなくらい食べた後、1,000円高速を利用して小淵沢のシャトレーゼ工場へ向う。

 全国展開するシャトレーゼの白州工場なのであるが、なんと入場無料。尚且つ、アイスの試食付きというありがたい催しをやってくれている。小学生の娘には社会科見学も兼ね、製造工程をパパ自ら説明して進んでいく。お目当ての試食コーナーはスーパーで100円以下で売っているようなアイスばかりだが、それでも自由に食べられるから子供たちは大喜びだ。

 何でこんな試みをしているのだろうか、と考えてみる。社会貢献というほどでもないから、たぶんPRなのだろう。ただで見学してアイスも食べられるとなれば、いやが上にも印象度はアップする。地元に帰った見学客が近所のシャトレーゼに足を運んでくれればそれで良し、なのだろう。従業員も慣れたもので、すれ違えば挨拶してくれるし、感じはよい。

 コストと言っても目検討で試算してみると、一日5時間の公開で、来場者が車1台平均3名として1分間に1台ずつくらいのイメージで入っていたから、3人×60台×5時間=900人。一人アイス2本、原価は30%くらいとして100円×30%×900人×2本=54,000円。月間で54,000×30=1,620,000円。来場者専門の受付が3名で、月給20万円×5/8時間としても全部で1ヶ月あたり2百万円くらいのものだろうか。グループの売上からすれば、まあ安いものではないだろうか。

 我が家では近所にないことからあまりシャトレーゼは利用しない。しかしながら、妻は地元大阪で、たまに利用するらしい。ママ同士の集まりでは、子供のおやつに安くて最適らしいのである。今度行ってみようかな、という気にもなるし、なかなか良い試みだと感心した。

 こういう食品の生産工場は、中国に持っていくというのも難しいだろう。八ヶ岳の麓、きれいな水と広大な敷地と都会より安価な人件費。そうした条件が、うまくかの地でマッチしたのだろう。モノづくりの工場は何であれ活気があって好きである。今回はなかなか良いレジャーであった。

 翌日高校関連で一人外出したが、嫌味もなく行けたのは言うまでもないのである・・・

     

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