2010年6月12日土曜日

運動会

今日は長女の小学校の運動会であった。
一昨年までは秋にやっていたのだが、昨年からこの時期に変更となったのだ。
去年は雨で順延となったから、今年は晴れるといいなと考えていた。
願いかなって快晴。
しかし・・・
暑過ぎてへばってしまった。
炎天下でビデオを撮るのはなかなかの苦行だ。

小学校ともなると6学年もあるから、勢い各学年の演目は少なくなる。
かけっこと団体競技とダンスの3種類だ。
それにPTAの協議と代表選手によるリレーがプラスされるだけである。
考えてみれば、よく考えられた3種目だ。

足の速い子はかけっこで目立つ。
そうでない子には団体競技があるし、そもそも運動が苦手な子にはダンスがある。
みんなどれかで輝けるように考えられているわけである。
我が長女は昨年はダンスで活躍した。
娘らしく、指の先まで丁寧に踊っていたので、あとで褒めてあげたのだ。
今年は「かけっこで一位になったらお寿司に行きたい!」と宣言して、長女は登校して行った。

かけっこは低学年50メートル、中学年80メートル、高学年100メートルとなる。
だいたい走り方を見ていると、その子の運動神経がわかる。
早い子と遅い子の差は、走り方に如実に現れる。
そう言えば、私も足は速かった。
リレーも常に選手に選ばれていた。
ラグビー日本代表がワールドカップに出場するのが決まりきっているように、私がリレーの選手に選ばれるのは、もはや常に決定事項であったと言っても過言ではない。

そんな私の血を、どうやら長女は受け継いでいないようである。
昨年は3位。
しかし、なんと今年は1位。
と言っても、それは事前のタイムトライアルで同じような足の子を集めていたらしいから、別に大した事ではない。それでも1位は1位で嬉しかったようである。

私も小学生の頃はかけっこ命であった。
リレーがやっぱり力が入ったものである。
おおよそスポーツでは足の速い事は有利になる事はあっても不利になる事はない。
足が速いというのは、持って生まれたものか後天的なものかわからないが、それで運動会では随分いい思いをした。我が家には運動会の前日に雨乞いをしたという人がいるが、そんな事もせずにいい思い出ばかりだ。残念ながらパパに似なかった長女はどうだろう?

見事公約を果たした長女。
夕食はリクエスト通り 大好きなくら寿司
まあ懐に優しいから親孝行な娘である(今のところは・・・)。

嬉しそうにお寿司を頬張る長女。
運動会といえばお馴染の音楽が頭の中を流れる。
いつも緊張感で一杯だった。
ラグビーの公式戦前にも感じた、あの逃げ出したくなるような緊張感。
そういえば最近すっかり忘れてしまった感情だ。
今後の人生であの緊張感を再び味わう機会があるのだろうか。
日焼けでちょっとヒリヒリするおでこを撫でながら、そんな事を考えたのである・・・


【本日の読書】
「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん
    

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