2026年9月6日日曜日

会社に対する不満

 ダイヤモンド・オンラインの『従業員の不満投稿が多いブラック企業ランキング【2026年上半期・製造業ワースト18完全版】…三菱電機、日立、SUBARUの順位は?』という記事を目にした。何に不満を持つかは人それぞれであり、どこの企業であろうと不満のない企業などないと思うが、それでも内容的には興味があって目を通してみた。対象は製造業であり、我が社の属する情報通信業でないのはちょっと残念であるが、それでも見てみる価値はあると思う。

ランキングは、下記の通り。
1.日産自動車 14件
2.シャープ  10件
3.スズキ    9件
  マツダ    9件
5.ニデック   8件
以下略。

 何となく業績が悪かったりする企業に従業員の不満が溜まるのは理解できる。業績が悪いと給料も上がらないし、プレッシャーもキツくなる。日産自動車もニデックも業績が悪いというのは一般的にも知れ渡っており、頷けるものがある。詳しくはわからないが、スズキとマツダが上がっているのも、自動車業界全般(トヨタは除いて)が厳しいのかもしれない。車もやがて本格化する電気自動車の時代に向けて、対応が厳しさを増しているのだろうか。

 ニデックは、名物会長が会計不正で退陣した。次々と赤字企業を買収して短期間で黒字化させる手法は凄いなと思っていたが、テレビの特集などで紹介されたその内容は、電気を半分にするとかの古典的な経費カットばかりで、肝心な(黒字化)ノウハウは隠しているのかと思っていた。しかし、「電気代の大幅なコストカットで真夏にエアコンが停止することがあり、通常時も空調が弱く」なんて言葉を読むと、コストがまさに秘訣だったのかと思うとともに、社員のやる気までカットされていたのかもしれないと思う。

 長時間労働と給料は、社員の不満の最たるものだと思う。「定時退社日がなく業務量も多いため、定時で帰れることは稀。リーダー職以上は帰りにくい空気もあり、残業しないと給与が低いというジレンマがあった」(ニデック)というのも、私が社会人デビューした頃は当たり前だったが、今でもそういう企業は多いのかもしれない。ワークライフバランスという言葉も浸透している現在においては、不満の元になるのだろう。

 「残業をしないと給与が低い」というのは、生産効率を落とす原因になる。なぜなら、「どうせやるなら1時間で終わらせるのではなく2時間かけてやろう」という考えを引き起こすからである。定時に帰りにくい雰囲気であれば尚更で、日中はのんびりやって時間を見ながら仕上げるという行動を取ってもおかしくはない。残業手当のつかない管理職になると、途端に仕事が早くなるのである。上から見ているとわからないだろう。

 勢いがあって、業績が良い企業であれば、残業が多くても不満にはつながらないようにも思う。働くモチベーションは給料ばかりではない。やりがいも大事である。しかし、苦しい企業になると、やりがいの部分が薄れ、給料や待遇といったところの不満が浮き上がってくるのかもしれない。翻って我が社は大丈夫だろうかと思う。給料はそれほど高くない。不満の声が聞こえてこないわけではない。そして業績は厳しく、給与水準は上げられない。経営層には経営層なりの苦しさがある。ここのランキングの企業もそうかもしれない。

 ただ、投稿数を見ると、トップでも14件であり、全体的にかなり少ない。もっと大々的にやれば変わるのか、あるいはそれほど変わらないのかはわからないが、業績が良くないところに不満が溜まるのは理解できるところである。大手企業ならともかく、社員の少ない中小企業では人材流出のインパクトは大きい。すでにその兆候は出ており、もって他山の石とせねばならないと思う。自分の身を守るためにも、社員の気持ちには意識を向け、何とか業績向上ができるように頑張りたいと思うのである・・・




【今週の読書】
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