その喫煙ルームはどうやら部屋を借りている我が社で勝手にスペースを作ったらしいが、煙はまずいとなって「電子タバコのみ」となったようである。ビル全体は当然禁煙。外へ出るしかないが、近隣にタバコ屋があって店内を喫煙所として開放している。ところがタバコを買わないとダメらしい。たまたま買うタイミングであればまだしも、そうでなければ面倒である。さらにファミリーマートが店内に喫煙所を設けているのが判明。ここは「密を回避」という条件がつくが、時節柄やむを得ない。ただ、狭いゆえに4人も入れば密状態。タイミングが難である。
足を伸ばせば公共施設に喫煙所が設置されていて、ここはオープンスペースゆえに密の心配はなく、使い勝手は誠に良い。ただ、少し離れているので、仕事中にちょっと一服するには難儀である。路上の喫煙も禁止の表示がいたるところにある。ただ、それが悪いかと言えばそうではない。再開したとは言え、やはり臭いも気になるし、健康面の意味でも本数を制限するようにしているが、そういう我が身にはこういう環境は誠に都合が良いと言える。
ファミリーマートの狭い喫煙所を利用してみて気がつく。その時はたまたまであるが、灰皿の上に空の箱が捨ててあった。そこは当然吸い殻を入れるところであり、空箱は持って帰ってしかるべきところに捨てるべきである。どこかの不届き者の仕業であろうが、タバコを吸う人間にはこういう「マナー違反」がかなり多いように見受けられる。これは昔から気になっていたところであるが、相変わらずのようである。灰皿の周辺は灰が散乱。非常に見苦しい。おそらくお店の人が掃除しているのだと思うが、かなり不快な気分になると思う。そういう人のことも考えれば、灰の処理にも気を使うべきであろう。
気がつけば歩きタバコをしている人を目にすることもある。このご時世にとんでもないことである。吸い終わったタバコをどうするのかと想像してみるのも不快である。週末のシニアラグビーの練習後、タバコを吸いながら雑談しているのは、いつもグラウンドを分け合って練習している仲の良いチームの面々。右手にタバコ、そして左手には携帯用の吸い殻入れを持っている。さすが、しっかりしていると感心。そういう自分も一つ持っている。
考えれば、昔は飲食店には普通に灰皿があった。みんな普通に食後の一服を楽しんでいた。隣の人がこれから食べようとしていても、である。それを考えれば、今は禁煙が普通であり、良い環境になったと思う。そもそもであるが、本来環境に頼るべきではないのである。タバコを吸う人間は、エチケットとして周りに気を配る必要がある。吸い殻の処理もしかり。ポイ捨てなど言語道断である。「吸いにくい」と文句を言うのではなく、本来であれば自らを律するべきであり、律すれば必然的に吸える場所は限られてくるのである。
タバコを吸う人間は、どこかそういう部分がルーズであるように思う。自分のことしか考えていないとも言える。周りに吸わない人がいるなら吸わないのがマナーであり、それが守れているなら「受動喫煙」という問題は本来発生しないはずである。ポイ捨ても然り。また、せっかく設置してある喫煙所も綺麗に使うように心掛けないといけない。トイレも自分で掃除してみれば綺麗に使おうと心掛けるようになる。喫煙所も然りだろうと思う。マナー違反者は防犯カメラで監視して捕まえた上で罰として掃除させるというのも良いかもしれない。
喫煙所で何気なく紙タバコを吸っている人を観察していたら、みんなかなり短くなるまで吸っていることに気がついた。今はマルボロが一箱570円。サラリーマンの懐にはかなり厳しい価格である。みんな少し吸って捨てるというもったいない吸い方ができなくなってきているのかもしれないと感じる。それを逆手に、電子タバコが単価の安さを売りに攻勢をかけているようである。確かに、灰と煙というタバコの害悪を極力減らした電子タバコはその意味で良いと言える。ただ、個人的には電子タバコに乗り換えることは当分ないだろう。
吸いにくい環境はwelcomeである。マナーに期待しても、残念ながらタバコを吸う人間のモラルにはあまり期待できない。ならば徹底して吸いにくくするのは正しい対応であろう。この先、ずっとタバコを吸い続けるかはわからない。また以前のように「休煙」するかもしれない。ただ、吸う限りはエチケットはきちんと守りたいと思う。自分自身、そのように身を律することができる人間でありたいと思うのである・・・
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