新型コロナの第5派の渦中にあり、東京都の感染者数は昨日はとうとう4,000人を超え、本日もまだ3,000人超えの状況である。感染した友人に聞いたところ、「身に覚えはない」とのこと。それゆえに自分もいつ感染するかはわからない。とは言え、これまで感染を免れてきたのは、一応一通り気をつけているからだと思う。飲みには行っていないし、密は可能な限り避けている。手指の消毒にマスクは基本中の基本。通勤電車に1時間以上揺られているが、早朝(6時台)の時差出勤がいいのだろうかと思ってみたりする。
ワクチンの接種は後10日ほどであるが、ワクチンを打ったから大丈夫というわけでもなさそうなので、引き続き今の生活態度を維持しようと思っている。そうすれば、これまで同様、大丈夫な気がする。それにしても3,000人レベルで感染者が発生したら、医療機関をはじめとして大変だろうなと思う。我が母校の高校のラグビー部でもついに感染者が発生したそうであるが、保健所の手が回らず濃厚接触者の特定ができず、ゆえに部員全員が自宅待機となったそうである。部活顧問の先生も突然の夏休みかもしれない。
そんな中、昨日劇団四季の『アナと雪の女王』の鑑賞に行ってきた。親しい友人に誘われたからであるが、おっかなびっくりの鑑賞である。訪れたのは、「ウォーターズ竹芝」という複合施設内に新設された劇場「春」。以前の施設よりもデッキができたりして周辺も楽しめる。その名の通り海に面しており、この時期でもやはり潮風にはどこか涼しげな感じが混じる。ちょうど遊覧船が到着したが、降りてくる客はさすがにまばら。都内に住む人たちが、この時期地方に出かけるわけにもいかず、子どもを連れて遊びがてら乗っていたという雰囲気である。そんな心地良さを味わいつつ、場内に入ると、なんと満席。「いいのだろうか」と席に座りつつ思う。そこかしこに鑑賞の登録を呼びかける文言とQRコードが掲示されていて、おそらく感染情報が入れば登録者に通知するのだろうと想像してみる。しかし、よくよく考えてみると、みんな静かに座って鑑賞しており、場内スタッフが会話の自粛を呼び掛けている。マスクをしていて、静かに喋らずに鑑賞しているのであれば、意外と感染リスクは少ないのかもしれないと思ってみる。
結局、鑑賞登録は面倒だったのでやらなかったが、それは考えてみれば鑑賞の事実はオンラインでのチケット購入記録から追おうと思えば追えるのではないかと思ったこともある。今はそういう時代である。なんでもオンラインで手続きができる。チケットも現物を手にすることもなく、指定された座席に座り、後日クレジットカードに請求がきて口座から料金が落ちる。その人気ゆえに当日窓口に並んでチケットを買うことができず、みんな予約制であるから誰がきていたかわからないということはないはずである。
密の劇場内を見回して、そう言えば「左系」の人たちは此の期に及んでまだオリンピック中止を訴えているなぁと思い出す。オリンピックは、結局無観客になってしまい、海外からの観光客も来ないし、それほど感染の増加に影響しないのではないかと思うが、「左系」の人たちにとってはそうではないのかもしれない。それよりも超過密な劇場鑑賞の方がよっぽど問題視すべきだと思う。まあ、「左系」の人たちにすれば、劇団四季など叩いたところで政権批判には繋がらないから意味はないのかもしれない。それにしてもここにきての感染拡大は一体、何が原因なのだろうか。
私の友人の例を挙げるまでもなく、感染理由は「わからない」のが多いのだろう。本当にわからないのか、「言えない」のかはわからないが、そうした感染ルートがわからないと個人としても気をつけようがないのがもどかしい。引き続き、家と職場の往復に徹し、密を避け、少なくともマスクを外す必要がある飲食店に行く場合は食べたらすぐに撤収するというこれまでの心掛けで行くしかないだろう。それで大丈夫かどうかはわからないが、それ以外の方法はわからないので仕方がない。
シニアのラグビーの練習にしたって、青空の下で走り回っているがゆえに感染のリスクは極めて低いのではないかと思う。唯一気をつけるべきはロッカールームであろうが、サクッと着替えてグラウンドに飛び出せば、あとは青い空と熱風とが守ってくれそうな気がする。グラウンドではコロナよりも熱中症の方が危険な気がする。練習後のビールも当然ながら当分はお預けである。これも残念だが仕方ない。
一体、いつまで続くのだろうかと暗澹たる気持ちになる。早く落ち着いて、練習後の一杯を仲間たちと楽しみたいと思う。まだまだ暑い夏、明日からは転職後の新しい職場。暗い面を見て下を向くより、明るい面を見て上を向いていきたいと、改めて思うのである・・・
TumisuによるPixabayからの画像 |
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