ちょうど関西から義母が来ており、ちょっとした慰安を兼ねての家族旅行である。
箱根は10年ほど前に行って以来、二度目である。
天下御免の晴れ男らしく土曜日は朝から快晴。
環八から東名高速を通って一気に芦ノ湖へ向かう。
途中で見た富士山が何ともいえず絶景である。
芦ノ湖では海賊船型の遊覧船に乗り込む。
途中下船して箱根の関所を見学。
小学校4年の娘にはいい勉強だ。
そもそも関所とは、から始り昔の様子を話して聞かせる。「入り鉄砲に出女」など、そう言えば昔歴史の授業で習ったものだと思い起こす。義母は言葉は知っていても意味は知らなかったので、ちょっとそこで講釈した。
遊覧船観光の次はロープウェーで大涌谷へ向かう。岩肌から硫黄の匂いと蒸気が湧きあがる様は壮観だ。だが長女はそんなことよりも何よりも温泉黒卵に舌鼓を打つ。さすが母方の血を引く食いしん坊だ。周りの景色がどれだけ印象に残ったのだろう。
そうこうするうちに時間は過ぎ、気がつけば山間に沈みゆく雄大な夕陽と夕焼けが目に映える。
暗くなった道をドライブしてホテルに着くと意外にも大勢の宿泊客が泊っている。
不景気と言いつつも、地方の旅館・ホテルは業績低迷に苦戦していると言いつつも、ここは別なのかと思ってしまうほどであった。
そしてやっぱり温泉。
ゆったりと湯につかっていると、日頃から溜まった疲れが抜けていく気がする。
家にいれば、のんびりしていると何か無駄に時間を過ごしているような気持ちに襲われるが、旅先の温泉ともあればそんな事もない。
PCもないし、メールチェックしたり、ブログ更新したりすることもできないし、諦めてのんびりするしかない。ほかほかと温まった体で布団に潜り込む。目を瞑ると布団の中に温泉の匂いが籠る。あっという間に意識を失う。
翌日も快晴。
仙石原のすすきを眺め、箱根神社にお参りし、箱根湯本からは登山鉄道に乗る。
スイッチバック式の鉄道である。
周辺を散策し、夕方岐路に着く。
多少の渋滞はあったが、箱根はやっぱり早く帰って来られるという利点がある。
着替える時に体から温泉の匂いが漂い出た。朝風呂の分だろう。
風呂に入るのが何だかもったいない気がした。
たまには手軽な温泉旅行というのもいいかもしれない、と改めて思う。
いずれ毎月出掛けられるような生活を送りたいものであるが、さてそれは何年くらい先の事になるだろう。
そんな日を目標に今週も頑張って働こうと思うのである・・・
【本日の読書】
「ケチャップの謎」マルコム・グラッドウェル
「逝きし世の面影」渡辺京二
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